もりわじん絵日記 2009. 9
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9月25日 (金)  [2794] 瀬戸

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 瀬戸での猫祭りに出かける。この祭りは始めの頃、小規模だったが年々大きくなって拡大増殖細分化していった。今年で十四回目だ。東京で春にやった『家猫』展を再び巡業のつもりでやったのだが、いつもより作品点数がかなり少なかった。ううっ、誤算だった。ややスカスカの怠けたみたいな展示風景になってしまった。こりゃいけんなぁ、とつくづく反省だ。わんさとありゃいいだろうと傷物が混じったバナナの叩き売りみたいな展示ではいけん。


9月24日 (木)  [2793] 美人2

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 姪っ子と会うといってもいつもは故郷で姪っ子の家族という集まりの中で会うわけで、個人としての姪っ子の内面などあんまり見た事がない。一人の人として語った。二日目、ちょうど青梅で僕が故赤塚不二夫とのコラボ展をやっているので、見に連れてゆく。青梅はいい街だ。三日目、庭に咲いた美人花を一目見てみたいと、近所のテント暮らし嗜好とカンザシ作りの若虫達が飛んで来た。花は喜び増々色鮮やかになり、夕方、庭に花の香りを残し帰った。元気で暮らせよ。なんか親になったような気持ちだわ。家族って変だ。ふ〜ん、自分の親の気持ちが少しわかった。このような感覚が故郷に家を建てさせる方向を決めた気がする。


9月23日 (水)  [2792] 美人

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 仙台にいる姪っ子が連休という事で21日に尋ねて来た。精神が病んでいる人のカウンセリングをするような仕事に携わっている。偉いもんだ。4年前、大学入試のために東京に兄である父親と一度来て以来だ(絵日記2005年2/6、7)。あの時は2月で庭に緑はなかった。僕に緑が多い時に庭で寛ぐと気持ちいいような事を言われたのを覚えていて、この家が人手に渡る前に庭やアトリエの寛げる空間を満喫したいとやって来たのだ。親戚ではあるが、こんなに美人の女性に思いを寄せられていたこの庭はほんと幸せな庭じゃ。優しいいい子じゃのぉ、この子。


9月22日 (火)  [2791] 内見2

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 僕は作家として「親は誰?」と聞かれれば、ほんとうの財閥両親の名前は出せないから、「自由さ」と答えることにしている。そんな境遇から作家として自由に生きているが、金や名声のためや働くのが好きだから生きているわけではない。だから持ち金もそんなにない。今住んでいるこの家を売って『家猫』の建築費用にしなければならないのだ。


9月21日 (月)  [2790] 内見

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 今住んでいる家を売りに出す。僕は森財閥の御曹司で生涯暮らしてゆくのに必要なお金はあるが、一休さんのように、会長が他所に作った子であるから、『家猫』などという建築作品に本家は金を出さない。作品だけは何ものにも左右されない自由広大無辺でありたいためにも、作品である『家猫』の費用だって自分で工面せねばならない。


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