もりわじん絵日記 2002. 9
メニューに戻る
9月6日 (金)  [306] ヒキガエル

20020906-1.jpg


9月6日雨
疲れがたまっているのか?
ひさしぶりの雨だからか?
ずいぶん寝てしまった。
起きてハスの花を見てみたら、なんと、まさか‥やばい、雨で開けかけてた花びらが2枚落ち1枚は水がたまって今にも落ちそうだ。
このハスは、別名八重チャワンバスといい花びらがわんさとあるから2、3枚花びら落ちても別に見た目が落ちる事はないが、まだ完全に開きもしないで1枚1枚落ちていったんではつまらん。
土砂降の中、水鉢を軒下に移動しようとしたが、朝一番で力がはいらん‥やっとのこと移動。
頼むよ、パッと咲いたの見せてくれ‥人も何もかも。
一週間以上も前からキッチンガーデンのトマトの下に10cmぐらいのヒキガエルが動かずにいる。
置き物かと間違うぐらい。
でも、忘れた頃見てみると右向いていたり左向いていたりするから生ものだ。
顔はけっこうハンサムで性格は寡黙だ。
うちの水鉢から出たやつかな?と思ったが、ヒキガエルは変態したばっかりは8ミリぐらいの大きさで、3ヶ月で5cm、1年で10倍の8cmぐらいになり、2〜3年で繁殖できるおとなになるとのこと。
お玉をつれてきたのが1ヶ月くらい前だから‥
このヒキガエルいったいどこから来て、いつまでここにいるのだろうか?
カエルはよく雨が降ると道端などに出ているの見かけるから、このヒキガエルも今日の雨でいなくなったかなと思ってみたら、やはりいない、と思ったら少し移動してセージの下にふんばっていた‥なかなかりりしい。
ヒキガエルは日中ねぐらに潜んでいて、夜半径10〜20メートルの範囲を行動するとのこと。
トマトの下がねぐらで置き物化し、夜動き出すのか、フムフム。
またねぐらと生まれた所はかなり離れていて何十メートルもあったりするとな。
帰巣性があり生まれた池に帰って繁殖するらしいが、何十メートルの距離をどうやって帰るかというと視覚ではなく嗅覚だって。
記憶した匂いを逆に辿って帰るらしい、すごい!
たとえ風景が人間によって開発され違ったものになろうと、ヒキガエルは生まれた故郷の香りを忘れない‥
だからカエルは縁起物に含まれたのかもしれない‥


9月5日 (木)  [305] 大器晩成

20020905-1.jpg


9月5日曇り
夜中、身体がほてってボーボーして何度も眼が覚めた。
水ガブガブ飲んだりして寝てたので、身体がだるい。
夏も終わり秋に向かう季節の変化のまっただ中で、身体も微妙に変化していたのかもしれない。
ハスは咲いたかと見たが、こんもりふくらんでいま少しで弾けそうなのだが、まだ耐えている。
いつ咲くのだろうか?
そろそろ夏も終わり涼しくなってくるのに‥大丈夫かな?
大器晩成という言葉があるが、年とってから成功するという類いの意味だ。
お前は大器晩成で、おじいちゃんもお父さんもみんな40歳過ぎてから成功してこんな偉くなったんだよ。
と、云われ、安心して若い時分は遊んでいたが40歳前に事故で死んでしまった。
死ぬ間際‥
いったいどこが大器晩成じゃー。
大丈夫よ、あなた!大器晩成なんだから死ぬわけないわ。
そ、そうだよな、オレは大器晩成なんだ‥うっ。
あなたー‥
ハスの花も期待させといて、まさか、猫がペシッと、折れたりして‥
大器晩成といわれ早死にしたハスの花なんて‥ないよね。
親父から電話があった。
今度は何だろうと思ったら、喜べるお客さんが来たってさ。
ほれ見ろ、店に福の気が充満したからだろう。
今日は昼過ぎ、新しく出会ったまっちゃんという女性が助っ人にきてくれた。
近所なので忙しい時きてくれると、ほんと助かる。
初めてなので、少々スローモーだが、きちんと丁寧だ‥あんがとね。
夜は、挨拶がてら、彼氏のワイズマンも呼んで、庭でバーベ−キューをした。
虫の声がとてもにぎやか、ちょうどよい涼しさ。
風呂上がりなんで、ほのかに暖かく、なんかボーッとして溶けそう。
どれ、火でもつけるか。


9月4日 (水)  [304] ムラサキイモ

20020904-1.jpg


9月4日晴れ
花ねえさんが手伝いにきてくれた。
これで少し余計に粘土いじりができる。
『腹から笑う』という作品を作った。
ネーミングは『手のひらに太陽を』とならぶいい名前だと思っている。
猫の腹が、笑っている猫の顔になっているのだ。
ちょいと化け猫の無気味さが漂い、それを吹っ飛ばしてしまう朗らかさもある感じ。
魔よけに玄関先にでも置けばいいかな?
これもまた微妙な進化をした。
よくまあ、思ってもいない感じに進化成長するもんだよね。
今後もこうやって進化成長するのだろうか?
未来は解らないから不安だが、解らないから成長した時、嬉しい‥妙なものだ。
夕方、この間のタウン誌の太スギさんが校正のためやってきた。
首にスポンジ巻いている、このくそ暑いのに。
階段から転げ落ちたんだって。
むち打ち、頭打って痛いらしイ、左肩は紫イモになって腰も足も痣、身体は立派なサツマイモ。
転がり慣れしてるかと思ったらそうでもないらしい、などと言っても太スギさんボーッとして上の空。
やばい!かなり頭、やられてるかもしれない。
早く医者に見せた方がいいよ。
と、見送って数秒後‥あ〜といって戻ってきた。
とうとういかれポンチか?
あ〜首に巻いてたスポンジ忘れてません?だって。
やばいやばい、もうかなりおつむにきてる。
忙しい花ねえさん、ハーブ畑に草むしりに帰り、ワシは明日の仕事の準備。
明日から粘土いじりも終え、絵付けにはいる。
こうなると、なんかもう少し粘土いじり進化を見たかったと思うから変だ。


9月3日 (火)  [303] 福寿司

20020903-1.jpg


9月3日晴れ
昨日いじった作品の底から土かき棒で粘土をかきむしっていると魚をさばいている職人になったように感じる。
上半身裸で頭には白いタオルを巻いている、小さいうき猫なんかは寿司握るように手早く、へイ毎度、とできあがる。
小さい頃、初めて寿司食った時、これはうまい、将来は寿司屋になろうと思った。
その後いろんなものを食ったり見たりで、将来の希望がいろいろ変化を遂げたが、どれもこれも混じっちゃって、こんな仕事をしているようだ。
考えようでは、寿司職人になりたいという念願は少々かなったのかもしれない。
今日も裸でしっかり粘土いじりしないと、いっぱいある月末の来る福の会場を満たせない。
さすがの福寿司職人も焦ってしまう。
ところが、親父から不景気だ〜年だ〜と嘆く電話があった。
情けない、世間につられて、景気悪い顔してたら来る客だってきませんよ。
何を売っているんですか?福ですよ、福、招き猫ですよ、福を招くといわれる招き猫寿司ですよ。
世間などという小さい世界に流されてどうするんじゃ。
世間は宇宙のごくほんの一部です。
ところが、『福』は宇宙とイコールなのだ。
それを心掛けて店をやらんと、ただの置き物じゃないかー。
しっかりせい!
福を売るような店は、地元の人たちがいつでも立ち寄れる、茶でも飲めてのんびり心休まる、世間の波風など気にしない店なのじゃ。
「あ〜退屈だなあ、そうだ、招き猫屋でもいこうか」
「あ〜疲れたなあ、そうだ、招き猫屋でもいこうか」
そんな風呂屋のような店なのだ。
ワシがこんなに忙しいのに、暇ついて嘆くな!
まったく人は暇になると不景気だと言う。
暇なのはそういう時期で、休め、頭をからっぽにせいという信号なのだ。
一生懸命、努力、追い越せが当り前になった社会に対する無理するなという優しさなのだ。
昼があるから夜がある。
上があるから下がある。
嘆くんだったら、歩いて歩いてチラシでも配らっしゃいな、ホイ。


9月2日 (月)  [302] 退屈観察

20020902-1.jpg


9月2日晴れ
たいてい人はいろんな事をして楽しみたがる。
このように粘土いじりをしてて、そろそろ展覧会だからと忙しくなり気が焦ってくると、なぜかとても退屈になる。
手先と眼だけ忙しく、その他の身体の部分を使って無いからだろうか?
昔、僕のばあちゃんが90歳ぐらいの時、こたつに入ってふすまをみていたので、何考えてんの?って聞いたら、退屈だ〜といっていた。
そうか、90歳になっても退屈なんだ‥
じゃあ、人生ズーッと退屈なんだ‥その時それを知った。
だから人は楽しい事やシャレやいたずらなどを探しては行為する。
でも楽しみもシャレもいたずらも同じ事を二度三度やるとそれは楽しくも何とも無い、かえって退屈だ。
ただの慣れというものになって甘えになって、退屈から逃れたい逃れたいとなって楽しさは辛さというものに変化してしまう。
今度は辛さから逃れたい逃れたい‥これでは堂々回りだ。
それに、同じ事を何度もくり返すと新鮮ではなくなりどろどろして流れが悪くなり、まるで昨日のヘドロだ。
…まずは退屈から逃げず、退屈を観察してみよう。
新鮮が垣間見えるかも…
そういや、トン子のその後のその後は?
私もトン子です。
などの声が聞かれるが、トンにしろ、ヤセにしろ、ガミにしろ、ガツにしろ、イカにしろ、グチにしろ、その都度、新鮮さを忘れヘドロ化している事に気付かなきゃア。
いくら楽しみだからってマンネリ化したら、やはりどんなもんでも腐ります。
いつまでも自分の考えに固執しないで外的自然治癒力に任せ、さっぱりしよう。
今日はひさしぶりにみそぎ猫という作品を粘土いじりした。
この作品は初期から結構人気の作品で、人気ある分だけ作るの面倒になり、しばらく止めていたのだが、復活して何の気なしにいじってみたら、、これはまだまだ進化するぞーと思えてきた。
ものはまっすぐ一方向へ進んでいるのでは無く、木のように枝分かれしながら広がっているのかもしれない?
退屈もみそぎ猫も大きな何かの木のどこかの枝であって、のびようと進化しようと待ち構えていたのかもしれない。
さあ、陽を当ててやろう‥


| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
2002/9
SuMoTuWeThFrSa
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

前月     翌月