9月20日 (日) [2789] 赤福十代目4
作品を見せる。初めの一点は大人の猫の側で子猫が踊っている作品だが、この子猫に対して気掛かりがあったので、ここを突いてくるだろうと思った。その通りオーナーはそこを突いて来た。しかし、すごいと感じたのは僕が思いもしなかった点だった。「子供の踊りが大人びている」という点だった。なるほど、確かにバランスがいい。うますぎるのだ。これには参った。次の作品は「これは思った以上にいい」とかなりの感動だったようだ。オーナーの脳内が一瞬映像として僕の脳に映写された。オーナーがオーナー自身の母を見ている映像だった。何か美しく切ない思い出があるんだろうと感じた。しかし、毎度の事ながら鋭い指摘をする。
|
9月19日 (土) [2788] 赤福十代目3
恒例の猫祭りで伊勢で個展。赤福十代目とこの間会って(絵日記7/31、8/1)感銘を受け約2ヶ月。時間を合わせて、オーナーに依頼された作品の見本を見せる。この間この人物に感動したので、作家としてそのお返しをしなければならない。お返しとはあっと言わせたい、感動させたい、これぞと思う作品を見せる、そのような事だ。やはり感動を受けると自然といい作品が降ってくるもので、自分も相手も嬉しい。このとき勝ったと感じる。負けてもお互いに悔しさなど微塵もない楽しい勝負だ。
|
9月18日 (金) [2787] 家猫工事17
実は、そこの通路『How?』を作ったとしても秘密の通路になる予定で、扉は壁と一体化していて解らないようにする筈だった。関係者以外はアトリエに軽々しく入ってもらいたくないからだ。それにその通路は、SSのお袋さんが住むことになったとき、僕が二階のアニニョンに住む。その時、隣のアトリエのチャイにある二階のトイレに行くために作ろうとしたものだ。でもそれも必要なくなったのだ。『アパート』ができたからね。犬の残念は乗り越えられ進化し『アパート』になったのだ。『How?』という疑問が解けて『アパート』という答えが出たのだ。それは子宮という胎内回帰であり大安心の境地でもある。犬に言ってもなかなか解ってもらえないのが進化する猫には残念だ。ンなんてね、お父さん。
|
9月17日 (木) [2786] 家猫工事16
親父さん、電話の度に、二階の通り抜けが出来ない事が「残念だ、残念だ」と同じ事を言う。説明して納得するんだが、すぐ忘れる。しっぽを追いかけている犬のようだ。年取ると犬になるのだろうか? それとも元々犬で、犬に反抗して僕は猫になったのだろうか? そんなことはいいとして。
|
9月16日 (水) [2785] 家猫工事15
その『How?』が不可能になったおかげで、開放から閉鎖という反対の発想が湧き起こった。開放はバカでも言う台詞、閉鎖が美しいとは利口でもなかなか言わない。やはり開くと閉じる双方バランスよくあった方が面白い。そこでチャイの二階に『アパート』(絵日記3月17〜24日)と名のつく部屋ができた。この部屋の必要性は親父も解らないだろう。引き蘢りという性質を少々持った僕にしか解らない子宮のような部屋だ。
|
|
|
|
| 1
| 2
| 3
| 4
| 5
| 6
| |
|
|
|