もりわじん絵日記 2005. 5
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5月21日 (土)  [1221] 弥勒

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 Fine
イイ天気です。いつも通りのお札の書をする。が、いつも通りでない書が生まれた。このちょっとした変化が前進・前向きってやつなんだろうね。これは、草木が毎日伸びるようなもので、別に意識的に前に進まねばというものではない。ま、自然にそうなるものだ。身体だって意識的にここまで成長したわけではないからね。この自然体を無視して意識的に新しい書を書かねば、ア〜書かねばなどと考えてしまうと、いつも通りどころか、いつも以下になってしまったりする。当り前に考えて昨日よりは今日が進んでいるわけだから、いつも以下ということは、どこかに歪みができたことになる。こういう心の歪みというものが宜しくないわけです。心身の病いの元ですな。この場合、書かねばと考えてしまったところに原因があるわけで、考えないで書きゃぁいいわけだ。書くことが醜いことでないし、精神的にはかなり美しい行為なのだから。考えて、出るような書は、別に驚きも感動もないだろう。感動とは考えも思いもよらないものなわけだからね‥
コブシとザクロがあまりに旺盛で下のツツジや芝生に陽が当らない。剪定をしたら、もう、眠くて眠くて、オレは、オレは、ア〜身体がボーボーする。オレは、オレは、どこにいる。オレは、オレは、間違っちゃいない。そうだろう?‥歪んだ心は、いつだって自分が正しいと言い張るものだ。
オレは、オレは‥、寝ようっと‥
寝たせいでやることが遅れてしまったが、感動の弥勒猫ができた。ところで、弥勒菩薩という仏像の表情は、考えているのではなく、考えに終止符を打った表情ではないだろうか?


5月20日 (金)  [1220] 光明

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 Cloudy
なんか楽しい。いろいろやるべきことが見えてきている。明るい光が射してきている感じだ。精神が充実しているわけですよ。朝風呂入りながら、夏の個展に出すおみくじ猫の事を考える。いつもより温度高めの風呂で汗をかいていると、沸々と新しいアイデアが湧き出る。暑いとぼーっとして思考など働かないはずなんだが、どうせワシの作品はぼーっとして考えてないような心地よい顔のものだから、ちょうどいいのかも。それから水風呂に入ると、今度は、そのアイデアが締まって明確な形になってゆく。冷たいから引き締まってゆくんだろうね。おもしろいもんだ。余計なことなど、まったく入る隙がない。
ひとつひとつこなして、いかねばならない、いきたい、いくべきだ、いっている、いくだろう、いく。これらが同時に進行している。過去も未来も期待もない。時空に壁がない。精神に分裂がない。ア〜面倒、ってのがない。イヤイヤ、がない。そんな気分だ。デートにいくような気分だな、これ。早速こなしてゆくべきことをやろうと、資料を読んでいたら、あまりにポカポカ陽気なもんで寝てしまった。普段ならナマケモノ自分を戒めるところなのだが、全然オーケー。焦っては、逃してしまうからね。
…考えによる前向きでも停滞でも後ろ向きでも無く、考えに頼らない前向きが美しい。


5月19日 (木)  [1219] まん丸

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 Fine
あっ、あっ、あっ、ア〜〜悟りそう‥
毎日続いている書をする。今日は、書がやや極みに入ったのか、おかげで今度の万博瀬戸個展に出そうとしている新しいおみくじ猫が見えてきた。前のおみくじ猫の時は自分の方向も定まりつつあった時で、そこにバンさん死にそうだった事がきっかけになり極みが見えた。この極みというもの、何かアイデアが出るものではなく、雑念が消えて光りが目の当りに見える。問題がすべて解決する。
おみくじ猫は一点物の芸術作品とはまるで違う。複雑系、どれかが突出しているわけではなくすべてが微妙なバランスであらゆるものの距離が同じになり、まん丸くなっている。球。僕らは金や名前や何かの為に生きているわけではない。それらも少しはあるだろうが、それらが中心にあるわけでは決してない。球なのだから、それらが突出して見下ろしているわけでもない。なんでもそうだが、大きな全体、マルとして眺めることがとても重要なんだ。好きも嫌いもない。今回のおみくじ猫は、新たなマルになりそうだ。世間ではいろんなものがうごめいている。荒れた庭のようだ。ウツや自殺やダニや偽善者、金や名声やいじめ、社会では暴力・殺人・孤立・戦争‥
今日の書で、フーっと突出は消え、頭が空っぽになり、久しぶりに大きな明るいマル、極みが見えた。今こそ、提出すべき時なのかもね。
おお−調子づいて大札のニューバージョンを書してしまった。


5月18日 (水)  [1218] 治療

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 Fine
あ〜変な夢だった。涙タラタラ目を覚ました。起きたら目の中のトゲは流れて取れているだろうと期待していたが、ダメ、痛い。いったん目を覚ましたら眠れず、ただただじっとしていた。午前7時になったので、ベッドから出て、歯を磨き顔を洗い、豆乳コーヒーを飲み、ウンコ。近所の病院に歩いて行く。痛くて目がよく見えないのでふらふらゆく。ほんと目の見えない人は大変だとつくづく感じた。病院という所はかなり待たされるので、オープン8時に受け付け。一旦うちに帰り、緊張の為またウンコ。よし出かけようと思ったら、またウンコ。9時から診察。痛そうだから早めにしましょうということで、誰よりも早く、ちょっと待っただけで診察は始まった。軽く目の検査をし、機械の上に顔をのせ、レンズと光を向けられ、目蓋をひんむかれる。まずは下目蓋。それから上目蓋。どうなっているんだろうこの機械、うまい具合に目蓋がひっくり返る。ワシの目はやや奥目気味なので、ひっくり返すのは困難だと思うのだが、いとも簡単にひっくり返る。うまいもんだ。
先生、ピンセットを取り出した。あっという間に終わった。
「どうですか?」オオォォ−痛くない。ありがとうございます。助かりました。嬉しいです。と満面の笑顔でお礼を言ったが、この若いドクター、淡々と事を済ませ、薬の説明をしてお終い。なんともあっけない。
帰って、目を見たら、あの白いものはあった。あらっ?これでなかったの?それともこれ、トゲの痕?


5月17日 (火)  [1217] 目玉

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 Fine
大変だー大変だー。夕方、タイルを貼る為の合板を電ノコでカットしていた。4ケ所だけのちょっとした簡単なカットだから軍手だけしてメガネはかけなかった。その心の隙がいけなかった。目に木屑が入った。涙が出て流れてしまいそうなものだが、取れない。目洗い専用のものを使ったり桶にお湯を浸したりして洗ったがダメ。目をひんむいて見てみると上の目蓋の裏に白いものが見える。目玉を動かす度にそれが目玉を擦るのだろう、チクチクと痛い。涙がぼろぼろ出る。そのうち目玉に傷が付き目玉を動かさなくても痛くなってきた。SS(手術 するわよ)に、ピンセットで取ってもらおうとしたがトゲが挟めない。ナマコのようにつるんつるんと滑る。ア〜痛いな。もう夕方で病院は閉まっている。開いている病院に電話したら、ドクターが事故にあってダメだそうだ。そうか、医者だって人間だ。事故にも病気にもなる。しかし、この痛み何とかしたい。が救急車呼ぶほどでもない。それではと、ピンセットがダメなら針でやってみた。また目玉ひんむいて、その白いのを取ろうとしたら傷付いて血が出てきた。白いものはぴくりともしない。あ〜いてぇよ。楽しみの夕食もつまらん、美味しくない。おかずを見よう、箸で掴もうとすれば目玉が動く。痛い。目を閉じたらおかずが掴めない。どうやっても食い難い、痛い。目の見えない人って大変だなぁ‥。あ〜、寝よう‥
「先生、目にトゲが刺さっているんです」「ずいぶん奥まで入っているみたいなので、麻酔をして、メスで切らねばなりませんな。しかし、僕は、こんな手術をしたことがないので、街の先生を呼びましょう」「電話したら空いていて、今から来るそうです」半日もしてから新たな先生がやってきた。「やあ、久しぶり、患者さんは?では見せて下さい」と、猫のチャイをつかまえ目を調べ始めた。チャイを撫でたり、素手で目やにを取ったりしている。僕の番になった。先生はチャイの目やにが付いた手も洗わず、僕の目を‥、ア〜止めて下さい!


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