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4月18日 (月) [3367] 公美堂110 「今、芹沢にすごい作品ができたとする。それ持って既成の美術界行きの駅で待つとする」と朝倉さんは一服。「んで」と僕。「電車は来ないだろうな。間違って来たとしても、切符がないから乗れないな」「キセル乗車しちぇばいい」「途中で降ろされちゃうだろう」と芹沢くん。「自由な美術な筈なのに意外と差別や不自由がある。だから切符売店の試験があって、美大という電車がある。それに乗ってるのは大学生を少しオシャレにしたような理屈っぽいつまらん奴らで芹沢の友達ではないな」「確かに芹沢くんにそんな友達はいない」「わざわざこんなダサイ他人が作った電車に乗る必要はない。美術界というのは学校の延長だよ。終着駅のように見えるが本当の終着駅ではなくまだ途中だ。途中に行くつもりじゃないだろう? 途中だったらここもそこも同じだ。芹沢はそのもっともっと先を見てる」 |