9月7日 (火)  [3144] 公美堂12

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 高野さんは画材屋という社会人をしてはいるが、単に後を継がなければならなかったという理由でやっているだけだ。それは生きる上に置いてラッキーであった。未来のない性質の高野さんにとって未来のためにわざわざ職業を探す必要がなかったからだ。しかしこの都会のジャングルでインパラ一匹だけではなかなか生き難い。本当に気が狂ってしまう。そこに店に訪れる未来ばかり夢見ている芸術家の卵達がやってくることでやっとこバランスが保たれていた。‥何言ってんだか‥