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10月29日 (金) [3196] 公美堂29 「善人なほもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや‥‥」で始まる悪人正機説の内容を簡単に訳して言いますね。なかなか鋭い事仰っているからじっくり読んでね。では。 「善人ですら天国に行ける。ましてや悪人はなおさらだ。ところが世間の人々は、悪人ですら天国に行けるって言うなら、善人はなおさらだ、と言う。この考え方は、一応もっともなようだが、阿弥陀仏の本願他力ではない。そのわけは、自分の力で善行功徳を積んで天国へ行くと思っている善人は、阿弥陀如来にお任せするという気持ちのない人だから、阿弥陀様の気持ちと違う。けれども、そういう人も、自力の心を改めて、阿弥陀仏の本願他力にお任せするなら、本願力のパワーによって真実の悟りの境界である天国つまり浄土に行ける。あらゆる煩悩を身にそなえている我らは、どんな修行によっても、生死の迷いから離れることができない。そのような者を憐れんで、助けようという願いをおこされたのが阿弥陀仏ですから、阿弥陀様にお任せするのが天国浄土への正しい道であって、自力の善をあてにする善人よりも、本願に任せている悪人こそがご本願の目当ての人なのだ。それゆえ、善人ですら天国に行けるんだったら悪人はなおさらのことだよ」と。 |