8月1日 (金)  [2373] 家猫31

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歴史というものがある。
美術にも建築にも歴史がある。
でも、歴史ってなにかができて初めて過去の書物の一ページに加わるだけで、何も未来は語っていない。
過去でないものが未来だから、未来は過去の否定の上に成り立つ。
語っているのはそこだけだ。
だからモノを作るとは過去を除去しながら進む行為だ。
でも面白いのはその場の空気みたいなものに包まれて古いも新しいも無くなって何もかもが新しくなる感覚がある。
恋をしている時は何見ても新鮮だ、みたいなものかね。
デビット・リンチの映画もそうだが、飽き飽きしたような風景でも音楽でも何もかもが新鮮に見える。
空気の作り方がうまい。
そんな古いも新しいも無い感覚に包まれたときはラッキーだ。
自由だ。
家猫はそんな空気に包まれつつある。