6月1日 (日)  [2312] 建築16

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自然素材にしろコンクリートにしろ、表層は着ている服のようなものだろう。
服などは基本的になんでもいいタイプ。
自分の身体になじんでいれば充分。
僕が着ているジージャンはもう30年以上も着ている。
もうボロボロで、穴があいたりしたら他の適当なジーンズの布を継ぎ当てデタラメにミシンで縫う。
15年ぐらいで元のデザインは消え、やっと自分になじんだ。
服に着られているのではなく、やっと服が皮膚になった感じだ。
だからこの服はボロでも未だに大事な会議には着ていく。
なぜか他人はこの服を欲しがる。
家の表層もこの服と同じようなものだ。