4月17日 (木)  [2267] 幸福不動13

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「ゆっくり」という言葉で思い出したことがある。
25年程前、渋谷にカフェバー「ナイロン100%」というのがあった。
若者が集まる当時では最先端バー。
そこで一ヶ月間、個展をした。
壁に高さ2メートル、幅10メートル近い絵を展示した。
10ぐらいあるテーブルの上には分厚い小説本を置いた。
この小説には、スケッチブック代わりにびっしり絵が描かれている。
観客は壁の絵に囲まれた風景の中でドリンクを飲みながらその本のイラストを眺める。
ま、小説読んでもいいけど、絵が邪魔で読みにくいだろう。
日曜日毎に違ったパフォーマンスをやる。
その中の一つに「100メートル全力疾走」というのがあった。
これは100メートル走者が10秒を切る、のを30分かけて走るもの。
世界一早い、を、とてつもなくゆっくり走るわけだ。
けっこう楽しかったなぁ〜