2月3日 (土)  [1841] 吉日19

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 FINE
そこで思ったのだが、国外で展覧会をやるという意識は自分が東西や過去未来を混ぜた人になった視点でものを見てるという事だ。これは作家という職業にとって進歩でもある。例えば作品を作っていても今までとは違う視点をプラスして見てる。小さいとこではタイトルを日本語や英語などでも考えてしまう。また、これとはまったく逆に東西を混ぜた視点ではなく東西の視点を省き何にも捕われない無国籍な視点というものもある。これは魅力的だ。その方向で考察すると「自分が人間をやめたところで見たらもっと全体を把握するのではないだろうか」という思いが湧き出る。しかしここは現実に還って、自分はというと日本独自の縁起物招き猫を作って飯を食っている。どう考えても混ぜてゆく方向が自分の運命としてあるように感じる。そこで、超越して東西も人間もやめるけれど、混ぜる。
‥あの世から見る、それも生きて‥