2月28日 (水)  [1866] 吉日41

20070228-1.jpg

 FINE
そろそろ『吉日』の核心に戻ろう。
せっかく手にはいった静寂の日々。見ざる聞かざる言わざるで大自然にどっぷり溶け込んだ。どこかの自然豊かな観光地に行ってのんびりするわけではない。自炊しながら仕事しながら猫や庭の世話しながらいろいろ多忙だ。虫けらのように自然と一体となって忙しい。心地いい。しかし、これは楽しいのだろうか?苦しいのだろうか?
そこで、ふと「楽と苦」というものが浮かんだ。その後「苦しい人を見ると捨ててはおけない」という言葉がよぎった。そういう男気は多少あるが、あるだけでなかなか行動に現せないからそういう感情はないものとしてしまう。しかし、なんとかできるものならなんとかしてやりたいという思いはどこか心の片隅にある。かわいそうな話など見たり聞いたりするとぐっと息が詰まる、涙もでる。どこか自分の中に慈悲心がある。それらの可哀想という思いは消えずにいる。それは消す事のできない自分の中の部分であるのだろう。つまり自分自信なのだ。