2月16日 (金)  [1854] 吉日32

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ところがこの真ん中の「心」。これが問題だ。心には偽善というのがある。親鸞上人がこんな事を言っている。「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」と。「善人でさえ極楽にいけるなら悪人なら尚更よ」という意味だ。これってだれだって変に思うだろう?「おいおい、悪人がなんで極楽いくんだよ。そんなんだったら、もう善人するのや〜めた」と。ここまで大袈裟に思わないでもこれに近い感じで変に思う。ところがこのように思う人は自分を善人と思っていることになる。自分で自分の事を善人だなんて言う人は、本当の善人ではないだろう。うぬぼれている、驕っている、善人ぶっている。つまり偽善者なわけだ。この親鸞上人の言葉は人々に自分の高慢さを気付かせ真実に目覚めさせるための言葉なんだね。本当の「心」を開花させるために‥