2月1日 (木)  [1839] 吉日17

20070201-1.jpg

  VERY FINE
科学は「今の科学の時代にそんなもの馬鹿げている」とか言うように、科学が唯一の神かのように暗黙に信じられている。科学は全てを気にかけ眺め分析する。全てを覆うという意味でバラバラを無くそうという方向にきている。科学は世界を網羅する合理的な知識の最先端なのだ。しかし、ここで問題なのは知識に頼り切った思考というもの。それは人の勘を鈍らせる。出会いとか愛とか危険とか好き嫌いとか生存に必要な動物的な勘、それに楽しさとか喜び、心地よさ、美しさ、悲しみ、慈しみ、侘びしさ、寂しさなどの感性も失いさせてゆく。これらは曖昧で合理的でないからね。巧みな思考がこれらに代わって覆うわけだ。人間は勘を捨てて機械に知識を入れたロボットみたいになるつもりなのだろうか?科学は人の生活を便利にはするが人を救いはしない。核の恐怖なんか新たに作ったりするからね。こういった意味でも知識に頼り過ぎるというのは個人を世界をバラバラにしていることだろう。しかし、この合理的知識は大切だ。