12月5日 (火)  [1781] くだらね〜

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FINE
もうクリスマス用の作品を作っても乾燥窯入れ絵付け、間に合うわけがない。ところが面白いアイデアが出たので作る。「Merry クルクルパーざます」という作品だ。一応クリスマス用だ。こういう下らんシャレのネーミングが思い付くと、ワシ子供のように無邪気に楽しむ。チンコいじっている子供のようなもんだけどね。楽しくてヘラヘラほくそ笑みながら、たまに大笑いしながら。いちおう大人だから粘土を形にする。もう、ほんとうなら糸の切れた凧のように「あれ〜」と飛んでいってしまいそう。なにで理性と繋がっているかと言えば、粘土の重さだけ。だから純粋に粘土作品なのだろうね。けど、とにかく下らん作品だ。あ〜くだらね〜。クダラネ〜〜時に超名作が生まれる。かの名作「娘はやらん3部作」などだ。この作品3部できるのに3年かかっている。初めはいたずら書きから生まれた。その後言葉が生まれ2部作へと繋がる。子供が生まれ名前がつけられ、名は態をあらわしてゆくようなもんかね。あの芥川賞をとった若い娘金原ひとみの御パパの金原瑞人法政大学教授がお買いあそばされた作品なのだ。あの親子の間にある空気と関係がある作品なのだろうかしら?大学教授の娘なのにろくすっぽ小学校もでてない。登校拒否児。母親憎んでるし。捻れている。その捻れにたいしてこの作品は何かなるのか?本当に抜けた作品というものは本当に持つべき人の手に渡る運命なのかもしれない。あの家庭に必要な作品だったのだろう。