10月12日 (木)  [1727] タケしゃん

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FINE
隣の猫の玉吉が朝方暗いうちからうちのデッキにやってきて、ギェ〜ギェ〜とうちの猫とガラス越しに唸る。これが毎朝だ。その昔、まだデッキに屋根がなかった頃、軒に水の入ったバケツを吊るし2階の寝室までロープを張り玉吉の泣き声が聞こえたらロープを引いて、玉吉を頭から水浸しにしてやった。んなことやって楽しんでいたが、今はデッキを濡らしたくはない。それに玉吉だってもう若くはない。ショック死したら大変だ。朝方考えた。かかしを作ってロープで引っ張っておどかそう。起きてすぐに段ボールを人型に切り抜き、服を着せる。顔はマジに絵の具でしっかり描いた。なかなか凛々しい武士のような顔つきだ。「タケしゃん」と名付ける。椅子に座らせ指に鈴をつけ手にロープを結び軒屋根を伝って2階の寝室へ。できあがり。