1月6日 (金)  [1450] 蜘蛛の糸

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 cloudy
さてと、オイラは谷中の母猫から引き裂かれ、カゴに入れられ電者の中。狭苦しい空気で騒音がひどい。こんな空気が悪く我慢しなければならないような移動物体をよく作ったものだよ。ア〜、吐きそうで吐きそうで、小さい身体精一杯泣き叫んだよ。ヌシなどはオイラがビェービェ−泣くものだから、細君のSSに預けてそ知らぬ顔。そうそう、ヌシには奥さんがいる。もともとの名前のイニシャルがSSだから、ヌシの仕事のスーパースタッフということでSSなどと呼んでいる。が、家事はもちろん仕事のほとんどもSSがやっているようなものだ。ヌシなどはいたずらに粘土いじっているか、できた作品にサインをするだけ。サインだけは子供の頃から工夫練習していたらしい、バカだね。オイラの食事だって下の世話だってSSがやってくれている。だからSSの方がほんとうは大御主人様様であるんだけどね。
電車では、ずーっとSSが撫でてくれるので、多少気分も落ち着いたが、この電車の揺れと多くの人間の電波が気に入らん。うるさい猫だなぁ、ウザイ、電車に猫など乗せんなよな、胸くそ悪い女だな‥など。それだけでなくどいつもこいつも済ました顔してつまらんことや身勝手なことの妄想でいっぱい。もっと楽しい電波を出せよ。爽やかさなど微塵もねぇ。ア〜嫌だ、ビェ〜ビェ〜‥。すると、SSの隣にいたおばさんが声をかけてくれて笑顔でオイラを見てくれた。ちょっと地獄に仏、一本の蜘蛛の糸、ひとひらの蝶って感じだったね。そしたら周りの女達がオイラに笑顔を見せるようになった。メスはいいなぁ〜。ここまではまだホモっけはなかったんだけどなぁ‥