1月29日 (日)  [1473] 恋

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オイラが生まれて4ケ月を過ぎた2003年秋10月半ば、いきなしアニニョンがやってきた。わじん選手らがキムチを買いに韓国食材屋に出かけ、そこに捨てられていたメス猫。やけになつくから拾ってきたらしい。名前は韓国語の挨拶アンニョンハセヨからとってアンニョン。漢字で安寧、平穏無事っていう意味だね。そのうち当然のように名前は変化しアニニョンになってしまった。オイラと同い年でけっこう可愛い、というより美猫。一応オイラのタイプ。ってゆうか、こういうのは出会いだからね。オイラ彼女求めて旅に出るタイプでもない。どちらかといえば籠って哲学瞑想。御先祖様は夏目猫だし。たまたま家にアニニョンやってきて、別に嫌われてもいないようだし、成りゆきですわな。ベタ惚れしちゃいました。メスとはすごいものだ。いやいや、これが恋というものなんしょね。オイラは普段活発さのかけらもないタイプなのに、なぜか動き回りたい。自分が自分で信じられない。自分でも想像出来ないことだった。魂取られたような。なんか恰好つけたい、見せつけたい、自慢したい。そんなことは下らん妄想だ、女子などに踊らされてはいけない、なんてまったく思いもしなかった。普段の物静かな深い湖の底のようなオイラの心が沸々煮えたぎってしまったのだ。そりゃァ、熱いから湖の魚はピョンピョン跳ね騒ぐわ騒ぐわ。活発に木登りやらなんやらしてオイラの溌溂したすごさを自慢げに見せつけた。「キャー、イゴちゃ〜〜〜ん!ン〜もう、ステキ!」な〜んて言われるとますます増長し、人間でいうところの天下取ったような、自分中心に世界が回っているような、そんな昂揚気分、ハイ、テンパってしまいましたさ。笑いが止まらんほど得意がっていたさ。おなごだ、おなごだ、わっしょい、わっしょい、タハハハ‥。