1月2日 (月)  [1446] イゴ

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 rain  
で、なんで猫の儂がこんなこと語っているかというと、‥儂じゃなくオイラにしよう。オイラの主人わじんだな、主人と言うより友達、ダチだけどね。まあ、メシ食わしてもらっているから主人と言っているが、おれ達猫がいての猫作家さんなわけだから、ほんとは五分五分。
その主人が初夢見まして、それが大泣きするほどの大感動だったらしい。一緒のベットの中のオイラもダチの震えで目が覚めたくらいだ。ダチ、目が覚めてからもその初夢は夢を超えて夢と現実の境なく続いたらしく、そのまま「夏目漱石の『我が輩は猫である』だ!」と叫んで、オイラに絵日記バトンタッチと相成ったわけですな。これで楽になった、ヤッタ−!って主人は喜んで、アトリエの神棚の壁画を描き始めた。何かすごい事を発見したらしい。ほんとかね?ちんたらちんたら絵日記書くのそろそろ飽きていたんじゃないの?いつもの事だからたいした事はないと思うがね。主人はいい加減が息してるようなやつだから、どうせ言い訳こいて出鱈目になるだろう。
で、今のところオイラがしゃべるわけですな。オイラの事を儂にしようかと思ったがジジ臭い。私って柄じゃないし、僕っていったら人間になめられ撫でられる。オイラ撫でられるの好きじゃない。東京は谷中の生まれだから江戸っ子、2才半。人間でいえば27才ぐらい、気安く触るんじゃねぇ、オイラにしたわけだ。