1月14日 (土)  [1458] 名前

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 rain  
久しぶりの雨で、外に出るのはおっくうだ。やっぱ、雨の日は寝るに限る。
「どうもおかしいな?」とヌシは食事の仕度に精出しながら不思議がっている。「何が?」熱出してベットに伏せているSSが儚げな声を出す。「これ風邪でないな。フルフルでもないな。頭痛に吐き気下痢だけど、喉も痛くないし咳も出ない、熱もない」「あたしはピーでないけど熱あるよ」「これって、この間風呂行った時ついでに寄ったマーケットで試食したカキ、あれにあたったんじゃない?」「あたしは腹おかしいけど下痢じゃないよ」「儂が食あたりで、幸子は湯あたりだな」食意地はってるからね。ところで誰だよ、幸子って?SSの名前じゃないし。ヌシは浮気した時の為や将来ボケ老人になって人の名前を忘れた時の為に、いつでも出鱈目に名前を言うことにしている。また街で知り合いにあった時、やあ久しぶりと声をかけられ相手の名前を忘れているのは失礼だから、最初から名前は覚えない、ってのもある。ということで、名前はかなりいい加減で出鱈目もいいとこだ。ヌシの親を呼ぶのを聞いたことがあるが、親父、父親、パパ、父上、旦那などなど名前以外だって様々だ。オイラの名前も居心地だったりイゴコッチだったりイゴだったり。モミジというばあちゃん猫なんか、モミジだったのが、長くなってモミジモミズ、次にモミジモミズノミズとドンドン増えている。短くもなる。とにかく名前はいい加減だ。で、このように将来まで見通したつもりでいるのだが、他人にはその策略とは裏腹に若い時から浮気者、歩く生殖器、ボケ老人、ハゲボケなどと言われている。本当は一般より頭が足りないというのを皆に悟られているのであろう。プチ白痴だな‥