9月25日 (日)  [1347] ガラスのコップ

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 rain
昨日の夜、風呂でローソクを灯そうとしてローソクの入ったガラスのコップを割ってしまった。
カチン!瞬間。
この間買ったばかりなので、あ〜もう割ってしまった。まだまだ使いたかった。飽きるまで使いたかった。いらなくなるまで使いたかった。割れて良かったと思えるまで使いたかった。このコップはここに合わなかったんだ。などという思いは別にない。
が、別のなんか妙な感覚が生じた。
ものは初めから壊れるものだ。壊れないものなどない。わざと壊す必要はないが、いつかは必ず壊れる、ということは初めから無いを前提としてものは存在している。永遠に続く形は無いを前提にしてものは仮に有る‥
このガラスのコップが割れる音と同時に自分が消えた。
何もかもが消えた。家、庭、猫、家族、知人‥