9月20日 (火)  [1342] 灯す

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 cloudy
昨日の夜、風呂場に伊勢で買ってきたさまざまなローソクを灯して入った。不思議な事にさっきまで考えていた来年の個展のイメージは一掃され、新たなイメージが沸き起こった。オォ−、考えるんじゃない感じるんだ!とは、まさしくこの事だ。このローソクの炎で見える風景は淡く柔らかく透明でとても繊細だ。絵でこんな感覚の雰囲気ができたらさぞ心地いいだろうな。ローソクの炎につられ自分の中で何かが微かに灯った。そんな感覚の技術が自分の中にあった。が、今までちゃんとした絵に使った事はない。いたずら書きなどではしょっちゅう使っているので、自分にとっては当り前の技術。‥なんで見逃していたんだろう?当り前すぎて無いものと思っていたんだろうか?けっこういけそうだ。いいものなんていうのはなにげない日常の中にあるもんだ。考えて考え抜いて作った曲より、ふと口遊んだ曲が名曲だった、なんてのはざらにある。まだ、口遊んだだけで、いったいそれをどんな曲に仕上がてゆくか育て上げるかはわからない。なんか生きる喜びを手にしたようで嬉しいわ‥