9月18日 (日)  [1340] 投げ銭

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午前、何年ぶりになるだろう?伊勢参りをする。ここで展覧会した始めの頃は毎年お参りしてたのだが、とんと慣れてしまってたようだ。だいたい展覧会の初日に自分がいるなんてのは初回以来ではなかろうか?では、初心にかえってお参りでもしましょうと。天気もいい。橋を渡り20分程すると川に出る所がある。そこには注意書きの板が立ててあり、川に投げ銭しないで下さい、と書いてある。ここに金捨てるな!ちゅうのに、川を見ると、ア〜金を捨てた〜い、となる。まさしく、ここはなにもかも捨ててしまいたくなる様な所なのだろう。っていうより、人はここに投げ銭する事で、後々良い事が起こるだろうという期待、見返りを欲しがっているんだろうと思うが、、そんなものはないよ。だが、捨てた瞬間、ある種の心を覆っていたモヤが消え、すーっと透明になって、大自然の大きなエネジ−が入ってくるだろうことはある‥
ところで一般的に、金にまつわる不安というモヤを消すには大金を稼げばいいように言われているが、これは浅はかだ。なぜなら、大金を稼げばいいという発想は、そのモヤが考えた発想だからだ。それを知っているか知らないかは別にして、人は、モヤの考えなど無関係にお金を捨てたくなる。どこか身体の奥底には大自然と共鳴してる大自然と同じ無垢があるからだろう。もう、モヤから離れスッキリしよう、ってね。人はどこまでも大自然から生まれ、大自然に帰ってゆくのだから‥