9月21日 (火)  [983] 星

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 暑い、晴れ、あら!雨、さてさて妙な天気じゃ‥
朝、茶室でやる瀬戸展に出そうと思っている作品『まことの福祉』の台を作る。
『まことの福祉』は黒ブチが三毛猫を抱きかかえているもので、粘土20Lの作品。一匹の顔を見るともう一匹の顔が見えない。作品を中心にして見る者が回らなければならない。普段なら、立体作品の楽しみ方としてヒッチコック映画の『目眩』?の一シーンのように風景が徐々に変化していい視覚効果が出て面白いのだが、今度の展示会場は茶室、畳の上だ。人がぐるぐる立って回られたのではうっとうしくてかなわん。それで、逆に作品を回そうと回転台の上に乗せたが、回転台が鉄なので堅い感じで格好悪い。それで桐の箱の中に材木を入れ回転台が下から数ミリ出るだけにして被せれば、それなりにいい。
久しぶりにスライド式電ノコを出す。電源を入れノコ刃を回す。グィ〜ん、あ〜大工だ〜、ここちいい。9cm角の柱をカットするのだが、うちの電ノコは9cmだと厚すぎて伐り残しが出てしまう‥のであったが、なんの気無しにあて木を当てたらスパっと伐れた。今まで、何度もこの工具を使っていてあて木など思いも付かなかったのに、なんで、どこから、あて木の発想が出てきたのだろう?不思議なもんだ。とりあえず高さ11cmの柱を4本カット。桐の箱の中にボンドでつける。そして回転台に被せる。なかなかいい。あとは桐の箱の色・模様だが、何にしようと風呂入っていて思いついた。星空模様がイイかな!この『まことの福祉』の2匹の猫は死んでしまったヨンダイとゆっくり君に似ているのだ。
2匹は星になった‥