9月13日 (月)  [978] 月代

20040913-1.jpg

 いい天気。
ハゲ! 無駄な余計な思考は剃り落とし、今日で三日め。三日もなると、いくら毛の伸びの遅いワシでもザリザリするぐらいの感触がある。
まずはヒゲ、これはそれほど濃いわけではない、いつもの事だからたいした事はない。問題は頭だ。てっぺんの伸びがほとんどなく、周り耳の上から後頭部がザリザリしている。時代が違えばナチュラルサムライの流行り頭でいいのだが‥ 面白い事にてっぺん、触ってみるとザリ、3本、まるでオバケのQ太郎。
ところで、その昔「月代」と云うてっぺんハゲへアースタイルがかっこいいとなった。あの武士のちょんまげだが、いったいなんでだろうね?兜被って汗かくからと云ったて、あれじゃあいくらなんでも、笑っちゃうだろう?それとも、敵を脅かして、わぁ〜オバケ・化物と怯ます手だったのか?その時代、霊やオバケ・祟りは当り前の時代だからね。それか、殿様が若いのにてっぺんハゲになってしまって敵に馬鹿にされた。そこで当時の天才へアーデザイナーに仕事がまわって来た。が、どう考えてもいいアイデアが出ない。え〜ぃ、面倒だ!と剃ってしまった。デザイナー、命はないと思ったが、大胆かつ斬新な髪型と云う事で女性に人気、流行ってしまった。若い田舎サムライ達も、都ではすごい髪型が流行っていると聞き付け、それを見に交通は発達し、みな真似をし文化は広がった。
今はカツラや植毛や薬など多様にあるが、それらは時の流れの未来を止めて死んだ過去の思い出に戻ろうとする。これでは本当の未来は解らない。その点天才デザイナーは自然になるようになったあるがままの形態に生命を与え、斬新な革命を起こしてしまった。カツラではなく、生命を与えられたてっぺんハゲ月代こそ若々しく見え、もてもてだった。
おォ〜ワシの肩書きの生命形態作家だ〜