8月16日 (月)  [950]  当り前

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はれ〜
ちょっと肌寒い感じなので秋がきたようで心地よい。
さて、なぜか今日は吹っ切れている。やる気満々。最近精神があっちにこっちにぐらついていてうだうだうつうつしていた。引き蘢りもどきなのに、名古屋や倉敷の展覧会場に出て、売り子や偉そうなサインなどやったせいにしていたが、もっと根本のところにうだうだの原因があるのでは?何かのせいや誰かのせいにしても始まらん。己の問題だ。うだうだしているのは、ここではなく前へ進めという合図であるわけで、自分が進むのに誰かや何かが楽なものに乗せていってくれるわけではない。ワシ自信がワシの足で進むのだ。ワシの足なるものとは、総ての難問を解き運命的この一点に辿り着いた猫神様率いる招き猫の粘土いじりに他ならない。この基本をないがしろにして展示会などに偉そうに軽々しく顔を出すのは100年早い。初心に帰って粘土いじりだ。
しかし、ワシの一日のスケジュールはもうめいいっぱい。どこかを削って粘土いじりに時間をまわさねばならない。昔は庭いじりも大工も絵日記もなかったから余裕で粘土いじり三昧できていた。最近は昼寝までするようになってしまったから、ほんと時間がない。睡眠時間を削るのは企業戦士みたいだから嫌だし、庭いじり大工は適当に休んでもいいのだが、絵日記だな、問題は‥ 楽しみで始めたものなのに、たまに毎日書かねばいけないという強迫観念になってしまい足枷のように感じる時がある。そうだ!絵日記は面倒だから止めてしまおうと思った、ところに手紙が届いた。絵日記楽しみにしています、だって。有難う。しょうがない、適当に続けるか。ならば粘土いじりの時間はどうしよう?客人が来たり買いものいったり他所に出かけたりすると削られるのは粘土いじりだし‥
いろいろ考えた結果、夜の酒を止める事にした。酒を飲むとそれ以降の時間が何もできなくなる。その時間に絵日記を書けばいいわけだ。
こうやって、心に決めたら、アラ!不思議、楽になりスッキリしてしまった。
朝、庭をひと回りし、お札の書を手が痛くなるまでやり、次に庭のテーブルで長さ1mの和紙にこの今の気持ちを書した。