2月27日 (金)  [803] デビュー

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晴れ。
今日は群馬県立近代美術館に向かって車で出発、車で!だよ。
この間の清里以来の長距離でよそ見もできないダラダラ運転もできない高速にのるのでやや緊張気味、出発前の気分は落ちている。
美術館のプレオープンパーティというのが午後3時からあるので、それに間に合うよう、午前はバタバタやること済まし、どうのこうの、忘れ物はないか、あれやこれや‥
気分が落ちているのは高速にのるからだけでなく、美術館という所に行くというのも引っ掛かっている。
そもそも公共もの役所とか銀行・郵便局、そうそう大会社なんかも、あ〜いった固い感じがして背筋を伸ばさないといけない所は、猫背のワシの性に合わない。
ワシ、もともとダラケモノで、庭で暮らしているような野良猫だもの‥
だから、行く意味がわからない。
ワシの代わりに作品のアートムがでてるんだからそれでいいじゃないと思い、行くの何度も学芸員Bスパイに断ったんだけど、Bスパイからこんなメールが届いた。
「アートムは会場の入り口に結構いい感じで展示しました。
手伝いに来てくれている女の子たちの評判もいいです。
他の作家よりも反応が良すぎるのはちょっと気にかかりますが‥」
今回のこの展覧会は今活躍している若手4人のグループ展で、アートムは特別出品とはいうものの、この展覧会の理屈こねるための前置きみたいなおまけ。
おまけがそんなに目立つわけないのにお菓子と同じでおまけが欲しい。
このメールに、ワシ喜び、調子にのせられ行くはめになってしまったのだ。
まあ、事故も迷いもなく無事到着。
なかなか、ほんとにいい感じにアートムはあった。
さすが、美術館ともなると、上手い、きちんとしている。
天井高5m幅4mの今回のテーマの会場入り口の真ん中に20cm程の小さいアートム一点だけガラスケースに入りスポットがいくつも当てられ美しくあった。
周りはどこもかしこも真っ白なので、とっても色鮮やか。
いやいやアートム君、晴れ晴れしい美術館デビュー、おめでとうね。
高崎市にあって、タイトルは『日常の変貌』展、4/11まで、月曜日休館、よろしく見に行ってね。