9月23日 (火)  [658] 雲水

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彼岸か〜秋だね。
今日は晴れていて風もあり涼しく心地よい。
大体、運動もしないで欲こいてわざと不安抱え大忙しに粘土仕事して、挙げ句の果てに大酒はいかん。
今年の初め頃は、肉体労働土堀しながら粘土いじりをこなし、肉体も丈夫になり精神もすっきりだった。
解ったぞ!やっぱ、アーティストもスポーツ選手や猫と同じで走り込まないといい作家には成れないのじゃ!
ということで、ジョギングに出かける。
このあたり坂道だらけで、チョッと走っただけでヘトヘト、ゼイゼイいいながら歩くことに。
そのうち心地よくなる、こんな秋晴れの天気の朝の歩きは実に心地よい。
汗をかき20分程で家に帰る。
道路を掃除し、桜の木の下の芝生地に立ってみる。
今頃になって芝生は濃い緑色になってきたが、芝生というより雑草って感じ。
イスを持ってきて座ったら、実に心地よい、一年を通してまともに芝生も伸びず、ここでの居心地はないものと思っていたが、今の季節がいいみたい。
大きいテーブルを大工仕事して使い易くし、芝生地に置く。
まともな朝の食事を4日ぶりに、ここで木漏れ日を浴びながらとる。
ア〜いいわ、まるで林の中にいるようだ。
このまま、ず−っとこうして暮らせないものだろうか?
いつも明日の事を考えて生活するのはせわしない、なにか大事なものを忘れているような‥
明日がなければ今しかない、今のために生きているのは、乞食か雲水ぐらいなものだろう‥今時の彼等は違うかもしれんけど。
雲水に、才能も力も金もいらぬ、だから誰でも成れる平等なもの。
ただただ、走歩して今を生きる、彼等に明日はない、ケモノと同じ、虫と同じ、雲と同じ、流れる水と同じ、空と同じ‥ここに本当の意味での幸せの本質があるのではなかろうか?