4月20日 (日)  [521] 鬼

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雨降り。
展覧会もまじかになると、頭パキパキ、身体大忙し。
いつもこういう未来の予定に追われるのは大嫌いだから、余裕を持って、あらっ!作品作ったら展覧会だった、ぐらいの気持ちで作品造りをやってんだが、思いもよらなかった事務的な作業が沢山出てきてあせる。
展覧会情報をみんなに送るためたまっていた名刺のEメールをパソコンに打ち込んだり、Eメールのない人にはFAXを送る。
こんな仕事で半日は潰れる。
DMは少々惚けてきたのかのんびり屋の板さんまだできてないという、ほんとにてんやわんやの時にDMなど送ってられないから諦めなければならんかも。
大作を置く台を作ってもらっているのだが、高さん音沙汰ない。
それ以外にもあれこれ‥
あ"〜〜〜プチッ‥きれた。
邪魔をしに鬼がやってきた!
自分の恩を買えという。
いつまでもいつまでもこの忙しいのに鬼は帰らずその辺りの大切な空気をピキピキカリカリと傷つけてゆく。
たてつく、逆らう、意地はる、攻撃、頑固‥
庭では、桜もモクレンもコブシも花は散り、赤い花もも、白い花もも、ピンクのもも、梨、リンゴ、ハナミズキ、寒山が花咲き、エゴノキ、エニシダ、ミモザ、くり、ザクロ、イチジク、キューイ、柿、ライラック、姫シャラ、ゆず、きゃらの木、イチョウ、ケヤキ、白樺などが新葉を出し始めちゃんと生きている。
地面に植えた草花も花が咲いては萎み枯れ新たな芽をだしまた花を咲かしている。
鉢に植えた木も寄せ植えした花々も畑の作物もみなまっすぐに成長している。
自然は驕ったり手柄を主張したり恩を売ったりしない。
決して自慢したりせず過去など振り返らず一歩一歩変化生成してゆく。
自然でないものはみな幻だ‥幻は変化を嫌う。
この庭に鬼を入れてはいけない!
と、立ち上がり、鬼のような仁王になって門に立つ。
幻め、ここから一歩たりとも中には入れんぞ!