4月16日 (水)  [517] 出世

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芝生の上の桜の花びらをほうきで掃いて周りに集めたら、かなりあるので土が隠れピンクとやや伸びはじめた芝生の緑で、美しい。
池に落ちた花びらは腐れかかり茶色になって半分ぐらい沈んでいる。
一瞬、見た目、アメンボが大きくなったなぁ、と感じた。
よくよく見たら、なんと!2匹がくっついている。
ここに池がある事どうやって知るのだろう?
もともといたのがメスで匂いかなんかを出してここにいる事を教え、オスが飛んで来たのだろうか?
でも、そんなに匂いが広がるのだろうか?
ここに近いところに池があって、そこのアメンボまで匂いが届かなくてはいけない。
それとも、オスは空を飛び回っていて池を発見するのだろうか?
朝、軽く、この間伐って防腐塗料ぬっておいた木をネジで留めて小型テーブルを組み立てる。
初め、いきなり電ドライバーでネジ入れたら木が裂けてしまった。
やばいやばい、他のネジはドリルで穴をあけてからネジを入れた。
やや上出来、満足。
今日は、釉薬付けをやる。
その前に、式神猫や大作を入れるための段ボール箱を頼みに出かける。
いくらですか?と聞いたら「安くするよ、出世払いでいいよ、アハハハ」と言われた。
よーし、なんか知らんけど、頑張って出世するぞ〜
帰って釉薬付けを夜10時頃までやってしまった‥出世するだろうか?
ところで出世ってなんだろう?
出世とは世に出ると書く。
孤独で不満の者が皆の知る世界に出て認められ満足する事。
こうやって言葉にすると、そのとうりだと思えそうだが、この場合の世界というものは不満の頭が描いたイメージだから、不満が投影されたもの。
そこに完全な満足があるわけはない。
そんなんだから人はいつまでも追い続けるだけでほんとうの満足に出合う事はない‥たとえどんなに出世しても。
ほんとうに出なければならないのは、そんな頭の中にある世に出るという古いイメージからだ。
そこにしか完全な満足はない。