2月12日 (水)  [455]  鳥

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ほらみろ!寝たら完全に口の奥治ってしまった。
人には解らんことが、まだまだ果てしない宇宙と同じくらいあります。
人の解っていることなど、たかだかちょっと。
そのちょっとの頭で、あーだこーだと企んで戦争しても何も生まれません。
男と女でも、愛があって、寝て、子供という未来が生まれるのです。
ほらみろ!寝ると生まれるんだよ。
これを創造というのに、当り前の事だからだれも理解しない。
なっ!人は何も解っていないでしょう?
当り前の事が創造なのに、当る前が嫌で、結果としての当りを出したくて戦争に突入して玉に当たって死ぬ。
戦っている時などそうやすやすと眠れるものでないから、戦争から生まれるものなんて、恨みやねたみや災いで、くり返すばかりの泥沼のような不安で暗く苦しいばかりの輪廻の中でぐるぐるまわる不自由なドブネズミです。
‥猫が食っちゃうぞー
テレビでヒッチコックの『鳥』をやっていたので、最後まで見てしまった。
すごい、今見ても新鮮でスリルがある。
鳥に襲われるシーンでの人の顔の表情もすばらしいが、感動してしまったのは、家の中に人物4人いるだけのシーン。
鳥は一羽出るだけで、あとは鳥の泣く声や羽音がするだけ。
家の中の4人の恐怖の演技がすごい。
こんなにシンプルな映像なのに、手に汗握っちゃった‥お見事。
しかし、鳥が羽ばたく音聞いただけで恐怖におののき狂わんばかりなのに、戦争ともなればこんなものではないだろう。
戦闘機の音だけでなく、玉やミサイルがピューピューバンバンドンドンドッカーンだろう。
ア〜たまったもんじゃない。
なんでもない日常の音までもが恐怖になってしまうのではなかろうか?
『鳥』のラストシーンは、鳥が静かに休んでるところを、4人がそーっと車で家を捨てて逃げて終わり。
人も、戦闘機が休んでる時、そーっと車で国を捨てて逃げておしまい‥とは、いかない?
ところで、この映画では人間が鳥に向かって銃を撃つシーンがひとつもなかったのは、そんなバカなところで戦ってもしょうがない、さっさと逃げるが勝ち、って事なのかな?