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7月27日 (土) [267] トン子その後 7月27日晴れ その後、トン子はどうなったかというと、少し自分の内面を観ざるをえなくなっていた。 ごちゃごちゃ他人に何をいわれようとあたしはあたしで好き勝手に生きて昔の家庭内暴力おやじのように酒飲んで死ぬのよ、と大胆不敵に豪語はしても‥そういう人に限ってひとりになると孤独感が押し寄せ寂しさに耐えられなくなる。 この時、豪語が逃避で寂しさが現実であることに気付く。 でも、どう考えてもどうしていいかわからない。 いつもならここで本でも読んで時間をつぶしたり仕事に逃げたりうまいもん食う事に走ったり酒飲んで脳ダメにして暴れるのだが、それらは下らないテレビや娯楽といっしょで、真実を先延ばしにしているだけと気付く。 本などは起承転結があるもので時間にしばられているため、虜になると時間にしばられたものの考え方しかできなくなる‥それは結論しか興味がなくなるということである。 又酒飲んで楽しくやってリャいいやと思っても独りよがりに淫乱酒乱になってしまう自分がいて、みんなに嫌われて目が覚めて自己嫌悪に落ちるのも、ほとほと疲れた。 近しき中にも礼儀ありという言葉もあるし、そのとうりで度が過ぎると楽しかったものまで苦しいものになる。 それに、淫乱する気も起こらない自分の言いなりの世界で狭く暴れてもつまらない。 快楽の追求こそが苦痛の追求であるという事実に気付く。 こうやってトン子は今、自分がいる現実を観察し、ここが逃げ道のない泥沼であることに気付き始めている。 この今の彼女の熟考こそが、着実に泥沼の中から芽を吹き出そうとしている美しいハスの花であることを‥‥唯一彼女は知らない。 …福を求めるものは福を持っていない。 求めないものは福であるから福を知らない… 今日はこのあたりの祭りだ。 もう一ヶ月以上前からドンドントントコピーヒャラが聞こえる。 夜祭りに出かけた。 にぎやかだ、心がうきうきする、たくさんのちょうちんの明かりがとてもきれいだ。 インドや沖縄の雑踏を思い出す。 帰ってデッキでトントコピーヒャラ聞きながらビール飲んでたら、いきなり頭の上に花火が上がった! ほんと、吃驚しちゃった。 こんな間直に庭で見れるなんて‥でも2発だけだけど。 |