5月9日 (木)  [207] 宮沢賢治

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5月9日雨
いつもそうなのだからそうでもないだろうが、今回の作品は早くみんなに見せたくて‥もしかしたらこのまま死んでしまうのではないだろうか?とドキドキしている。
そう言いながら去年のスォススも無事クリアーし今回の新作(古作?)がでてきたのだから、次もあるだろうとは思う。
わし、もしかして命かけて作ってんのかね?
とやや自惚れてる所に、心のオアシスアタゴールの森のチェシアネコさんからメールが来た。
「やっほーいつも、日記よんでます。
わじんさんの、心が
振り子のよーで、面白いです。
古展、みにいきたし、と思っております」
ぜひ来て、ホントだよね、ふらふら揺れている。
ついでだから宮沢賢治まで思い出してしまった。
ちゃんと人の話は、あらゆることを 自分を勘定に入れずによく見聞きし そして忘れず 猫と草木といっしょにいて
東に頭病気の人あれば いっていっしょにへらへらし
西に浮かれた女あれば いっていっしょに踊り
南に死にたいような人あれば いって笑い飛ばし
北にいらつきや身勝手があれば いって間違ってるといい
あっちに行き過ぎたら 気をつけるべー
こっちにき過ぎたら ア〜面倒だー
みんなにやんちゃハゲ坊主と呼ばれ
ほめられるわけもなく
苦になることもあるので相手されず 浮き世離れしちゃってさ
ふらふら柱時計の振り子のように いつもまん中の見たこともない透明な重力に誘われ 今この時を知らせながら生きる
もう決定した そっちへいくな あっちへもいくな
これらはみんな正しくない
小さな自分を区切ることのできない この不可思議な心象宙宇の中で
もしも正しい願いに燃えて 自分と人と万象といっしょに 真の愛に至ろうとする‥
すべて寂しさと悲しさとを焚いて 人は透明な軌道を進む
草木よ草木 いよいよ青く 雲はますます縮れて光り
かっきり道は東に曲がる
‥みんなー歌ったり走ったり跳ね上がったりするがいい‥‥