5月26日 (日)  [214] あっぱれ

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5月26日はれ雨雷・満月
さあて古展後半です。
いろんな人が訪れてきてはいろんな言葉が放たれています。
なるほど‥ずいぶん前に絵は描かない、作らない、考えないことだ‥などという言葉が頭をよぎったが、やはりそのとうりなんですねと、つくづく感じました。
これはノンイメージで確かな真実です。
ところで、展覧会をやっていると年に一度しかあわない人がたくさんいる。
これが、妙だ。
それもひさしぶりだからといって長時間懐かしい話に打ち込むわけでない。
やあ、え〜、どうしてた?元気だった?太ったね?変わらないねなど言って、まあ、いやいや、まいったなあ〜、元気元気、なんとなくね、そうそうなどの返事がかえり、だいたい話も終わりさよならをする。
じゃあ、またね、また来年、生きていろよ、気をつけて、ありがとう。
当り前の事だが、ほんとに変なものだ。
古展の名のとおり、1年ぶりの古い人と新たに再会する。
不思議なささいな優しさのようなものが漂う。
展覧会初めの頃は、パーティーがあって騒いで飲んで笑ってばんばん‥ていううのがけっこう楽しかったが、今回はそれほどでもなく、ひさしぶり会う人やはじめて会う人と又来年も会うのだろうかと人人を観る数分間が、グッとくる。
心地よい。
と、そんなわけで夕方後かたづけを手伝いの人とバタバタ‥古展も無事終了しました。
わかることあり、気付くことあり、全体的に我ながら良い個展でした。
もしかして、これがほんとの個展なのかも‥
みなさん、遠いところわざわざ来て頂きありがとうございました。
狐狸に懲りず、また来てクダシャンセ。