5月13日 (月)  [211] 時画像

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5月13日雨
仕上げ仕上げ
出来上がった作品にコーティング用のスプレーをしたいのだが、あいにくの大雨バリバリの雷なので、屋根のある玄関に段ボールで囲いを作って、シューッとしたのはいいが、こもってこもって、ちょいと吸っちゃって‥あ〜気持ちわりィ〜
あとは大作2体の最後の仕上げ。
名前は『眺三河屋』と『観三河屋』と名付けた。
両方とも「見る」という意味の言葉をつけた。
今回、昔の人の郷土猫などを観察して感じたことがある。
あーあの江戸の招き猫ね知ってる知ってる、とかいってるけど、実際粘土で作ってみると、今までものをしっかり見てないんだなあと気付く。
思ったのとはまるでぜんぜん違う。
見てるようで本当の本質は見てない。
たいてい知識で見てるようだ。
……観るとはとても大切なことです。
脳に一番近い感覚器官は目です。
目で感じたあとに言葉が分析するのです。
言葉は見るという感覚から一歩遅れているから微妙なズレがあります。
そのずれでものを見てはものの本質が、世界も社会も自分も見えてないことになります。
それは態度や作品に反影されます。
観るとは、言葉の前にある感覚(ものの本質)です。
これがセンスというものなのです……
小さい子供はあの真っ黒な瞳で本当にものを見ています。
だから時間を忘れる。
ズレがない。
てなわけで、みなさんじーっとなめるように見に来て下さい。
‥時の写生画を…
‥僕の時画像を…