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2月10日 (日) [127] 葬式 2月10日寒い曇り 今日は葬式です。 東京に行く電車から見た風景はどんよりと曇りコショウのような粉雪が降っていた。 スーツやネクタイなどした事ないものだから窮屈で窮屈でとっても苦しい。 斎場のある駅に着いたらバッタリ、あらら、懐かしい。 葬式とは、ひさしぶりにいろんな人と再会する所である。 本人とは2度と会えない最後の別れの所だけどね‥ みんな黒い服を着ているから普段の個性が隠されとっても静かである。 自殺という事で、親御さんは密かに葬儀を、という事らしく、斎場に名前も出さないし式を行う所も隅っこの小さな所であった。 豊かな家庭に生まれ、学歴社会のトップを出、一流企業に就職したが、彼の純真な少年魂は、何のための人生か?に疑問を持ち、脱サラして、芸術や農業などいろんな事に挑戦していった。 負け知らずの人生だった。 他人から見たら社会の脱落者かも知れんが、彼の探究心はとっても魅力的で活き活きしていた。 そして究極‥明確に‥自分の強くなろうとする意志が、強い事ではなく、弱い人間の行いであると悟った‥その時、彼は宙を飛んでいた。 彼は遺書も残さず、部屋はいつものように服が脱ぎ捨てられ、誰から見ても死ぬ理由が解らない。 みんなそれぞれいろんなわけを並べるが、どれもこれも想像である。 そんな中でも、誰かが霊媒師に訪ねたらしく、彼の霊が出て来て曰く「しくじっちゃったよ」だって。 いまごろ遅いよ、バカ、生き返ったら殺してやるからな! TVのニュースでは、住所不定無職とでていた。 そんなものなのだろう‥‥ |