12月5日 (木)  [388] 書

20021205-1.jpg

天気よし。
起きて体操をし、朝風呂に入り、書の準備をする。
書といっても、木のお札に墨で字を書くのだが、失敗は許されない。
直しが効かないから、失敗すると捨てることになってしまう。
今日は調子よく、新たな、勢いのある文字になった。
10年ぐらい前これを書き始めの頃は、初めてだったのでうまく書こうとして、細く勢いなどないたおやかな字であったが、何年とやってゆくうちに、太く勢いをまし、今日のは、板から飛び出る勢いと龍の尾のように流れる線になった。
なかなか、この不景気や世の鬱を飛ばしてしまいそうで、いい感じ。
‥しかし、朝、墨の香りを嗅ぎながら書をするってのは、何故か心地よくその後の行動に張りが出るもんですね‥
そのおかげでか、庭での朝食の後、竹で猫をじゃらし遊び、草が目にはいったので草むしりをし、その後、乾いた作品を窯に入れ、次の粘土いじり。
3時にケーキと珈琲で一息入れ、また粘土いじり。
新作がバンバン湧き出て、オオッとこんなものができるとは?と、感激までしちゃう。
窯に火を入れ、夕方ウォーキングをし、帰ってから調子こいて腹筋腕立てしちゃったりして汗をかき、ひとッ風呂浴び、裸のまま書をしたお札に赤いハンコをパンパン押し、夕飯。
夕飯後、さっき歩きついでに借りてきた少林サッカーなるビデオを見る。
‥後半の饅頭屋の場面が面白くて何度も巻き戻して笑う‥
とまあ、今日1日、大雑把に書くとこんな感じだが、細部はもっと様々なことが起きていて、ここでは言えない、あんなこともこんなことも‥
なんと充実した1日だろう。
余計なことまったく頭をよぎらない、見事な流れでした‥かな?
写真は、左が10年前、右が今日の書です。