12月22日 (日)  [405] あーくん

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う〜苦しい、と目が覚める。
布団の上に猫が3匹も乗っている。
なんとなく晴れ、心地よし。
あ〜鳥の鳴く声がするなぁ〜いいなぁ〜‥
とよく聞いてたら、隣の親父がチェンソーかなんかいじってんじゃん。
なんじゃい、ひとがせっかく‥ぺっ!
さあーワンタ、起きろー体操だー風呂だー飯だー‥
よく寝てるわ、電気つけっぱなしで、呼んでも起きない、さすが18歳。
朝メシ食いながら、ワシが18歳の時は何やってたッけ?と話しはじめる。
高校出て大学の夏、リュックにテント・寝袋・米・ハンゴーなどなどを持ってやや無銭北海道一周ヒッチハイクの旅をした、弱自閉症児が初めて外に出たのだ、と自慢話。
お前も籠って絵描いたりバイトなんかしてないで無銭の旅に出ろ、フン。
どうせ、絵描きなんて有名になるか売れてなきゃアダメ人間なんだぞー、と思ってるだろう?
たまたまうまくいって、世間にちやほやされていい気になってる売れっ子アーティストになりたいんだろう。
アーティストなどというもうずいぶん古い昔のだれかがやってしまったちっぽけな幻想に憧れを抱いて自分もなるなどというのは、まねごとコピー盗作じゃないか?
絵本を読んでのせられて騙されて白馬の王子様を待っているブーちゃんみたいなもんだ。
もし王子様来たって、そいつ、息臭いぞーウンコするぞー家庭内暴力するぞー年とって禿げるぞーぼけるぞー‥
他人から憧れられたり賞賛されるような人間はどんな者でも優越感に浸っていて、ろくな心の持ち主じゃねえ!
バカになれ!と猪木は言った。
さーワンタ、あーくんになれ!鼻垂らして旅に出ろ!
作品を包んだり箱詰めしたり‥とバタバタ大忙し。
今日は3ケ所の展示用をまとめる、銀座松屋、名古屋名鉄パレ、益子もえぎ。
夕方、年末納品がようやく終わった。
今日は一応スムーズにいき一安心、腹へったー。
実は、第2段が暮れにまたあるのだ、ガーン。