12月16日 (日)  [75] 絵描き

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12月16日はれ
今日は、学生時代から住んで20年以上にもなるアパートで目を覚ます。
ここは木造2階建ての2階で畳の和室6畳と4畳のタイル作りの台所がある。
トイレはふたり共同で、6人が住める。
他の部屋は僕と同じのが1つ、他4つは四畳半ひとまで靴脱ぐ所半畳に流しがついてある。
昔は僕の階下にあと二人住める部屋があったが、後で大家夫婦が住むようになった。
ここでズーッと絵を描いていたから、壁も床もどこもかしこも絵の具だらけ。
ふすまはキャンバスとなりはずされ、壁はもとの土壁の上に新しくベニヤで壁を作り、窓もベニヤの壁になり陽がさす時は一部分をあけられるようにしている。
床は畳の上にじゅうたんをしいていたが絵の具でカピカピになり、も一枚拾ってきたじゅうたんをしいたが絵の具でカピカピ、最後はベニヤをはった。
天井は始めブルーにペンキで塗ったが、暗いンデ、真っ白に塗りなおし、そこにも絵の具がとんでいるので部屋全体がキャンバス。
ホントに畳あんの?和室?
この床のここのところきれい!
日本?とか言われた。
汚いって言うひともいたけど、別によごれてるわけではないのにね。
ここまでなってしまったので、引っ越すわけにもいかず、ずーっと借りっ放しで、時々来ては絵描きをしている。
今どきこのアパートに入る人もいないので、住んでいるのは二人かな?
この人らも何十年も住み着いていて今は妖怪になっている。
大家さんは今83歳?になるばあちゃんひとりで、僕がここに来ると喜んでお菓子などを持って足腰大変なのに上がってくる。
「もりさ〜ん、だんご食べない?」なんてね。
じいちゃん死んだ時なんか寂しいからか2時間おきぐらいにみかんや菓子などを持ってくる。
壁にべたべた裸の絵やわけわかんない絵があって、それに色なんかつけている所に来て、ちょこんとイスに座り、「この絵は色っぽいね」などと言う。
こういう風景は妙に好きだ。