11月30日 (金)  [60] 老猫

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11月30日
雨後で暖かい、晴れ
朝、庭の木々の枝落としをやった。
昨日、庭の木が電線にかかっているというので、町の役場に聞いて安く切り落としてくれる所を紹介してもらい、そこのおじさんが来た。
そん時、木についていろいろと学んだ。
それで今朝、忌み枝を切り、他の枝に栄養がゆくように枯れ枝を落とし、陽が満遍なく当たるように枝透かしをやったわけさ。
時期的に木があんまり栄養をすわない今がいいのです。
木を育てるというのはなかなか手間がかかるものなんですね。
でも木に上ったり、ノコで切ったり、結構な運動でなかなか楽しい。
昼過ぎ飯食ってたら、庭に三毛猫がいる。
あんまり小さいので迷い子猫かと思ったら、ほとんど動かない、病気のばあちゃん猫。
ずいぶん痩せてぼろぼろだ。
鼻は傷付きただれ、目やにだらけ。
息をするのもぜーぜー。
水を出したら飲むが、餌は食わん。
撫でてやると、あばらがハッキリ感じ取られ、もう死にそうだが、喜んですりすりしてくる。
なんか切なくなるのう。
しばらく見てたら動き始めた。
よたよた、あー倒れそう、2メートルぐらい歩いてはしばらく休む。
夕方までかかってようやく家の外へ出た。
道に出た所で、隣のおばちゃんが出てきたんで、どこの猫ですかね、と聞いたら、あら、ミケタン、どうしたの?
ミケタン2回の癌の手術をし、今はぼけて徘徊してるらしい。
3軒隣の猫で、もう長くはないだろう。
夕暮れの空は青く、月がポッカリ大きくとても美しい風景だった。
ずう〜ッと見てた。
風呂も明かりをつけず、湯と一緒に月の光を浴びた。