もりわじん絵日記 2002. 7
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7月31日 (水)  [271] 骨盤

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7月31日晴暑い
あ~だりィ−
昨日は一日が充実し過ぎちゃってボロボロ、自分の体力も考えて行動しないとダメだね。
肩は痛い、足は階段上るのに肝炎でもおこしてんのとちゃうかって言うぐらいだるく疲れる。
腹は下ってるし、皮膚もおかしくあちこち痒い。
目は窪んで脳が見えそう。
足の裏がぼうぼうして腫れぼったい。
一番ひどいのが、なれない自転車のサドルでお尻の骨盤が100叩きの刑にあったようにチョイ腫れて痛い‥しばらく自転車は乗れンな。
これでは、今日はなんもできんではないか!
やはり程々に遊び程々に学び、でいこう。
昨日金原さんからスーザン・プライスの新作がおくられてきた。
ヘヘへ‥嬉しい、本などほとんど読まないワシも、このイギリスの作家好きなのだ。
10年ぐらい前、金原さんから、こんなの訳したから読んでともらい、面倒だけどちょいとどんなものか読んでみっか、と、エ!どうなんの?どうなんの?と10ページ読んだら、もう止められない、吹っ飛んでしまった、すごい!
本屋にいって『ゴースト ドラム』20冊ぐらい注文し、知人に送りつけたり、何かの時のため持ち歩いて可愛いねえちゃんがいると渡したりしてた‥みなさんよかったら読んでみて、吹っ飛んじゃうから。
今回もらった『エルフギフト』という本は上下もあるんで、どっかに隠れてじんわりはまって現実逃避するつもりじゃ‥ありがとうございますだ、瑞人はん。
今日は、この暑さと体がだるいのでスローなペースで粘土いじりしました。
合間に、水鉢眺めたら、アサザにしろコチョバスにしろ、家の中いる時と違ってすごい成長ぶりだ。
ランナーが出てきてる‥ランナーというのは茎の先に根と葉がついていてドンドン伸びて子孫を増やすためのつるみたいなもの。
もしかしたらそこから花芽が出るのかもしれない、コチョバスの花が見てみたい。
やはり太陽光はすばらしいもんなんだね。
それにしても骨盤がいてえー


7月30日 (火)  [270] 花火

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7月30日晴れ
今日は夕方から自転車で往復26キロぐらいのところの花火を見に行くため、5時まで、ほんーとに真面目に粘土いじりしたみたい。
遊びで忙しかったり、デートで時間がなかったり、とにかく楽しいことをやろうとしている時や、いろんなやることがあって一日が充実している時の方が、なぜか、短時間でしっかりした仕事をすることができる。
よく遊びよく学びとはよくぞ言った。
かえって時間に余裕があったりすると仕事も進まず、だらけきって沈み落ちてゆき、あ~人生儚んで腐る‥
今日はけっこう新しい顔のいい作品ができた‥よかった、これで思う存分花火を見れる。
それでは花火に行きましょう。
なめていましたね‥地図を見た限りでは坂道の想像がつかない。
こんなに急な坂がいっぱいあるとは‥これでは片道13キロのわけがない。
まいった!モモタがだるい重いガクガク‥
一時間半かかって到着、すごい人です。
河原にゴザ敷いて持ってきたおにぎりビールなどを腹に入れる。
シャワー浴びたように汗かいたので、すべてうまい。
ピーーーー、ドーン、パラパラパラ‥‥ア~きれい。
口をあんぐり開けて、よだれ垂らしながら惚けてしまった。
それでは帰り‥帰るのかい?‥あー‥がんばんべー
来た道帰るつもりだったが、あの坂はもううんざり、道も狭いので、違うルートを帰る。
真っ暗で前が見えない‥アッなんかいるぞ‥盗賊?なんだアベックか、そうか若者はこんなところでいじりっこしてるんだ、時間はあるけど金はない‥違った興奮があって早く子供できちゃうだろうな‥ア~早まった、と気付いた時にはもう遅い、ガキが3人‥なんて考えてたら、やつらに囲まれて身ぐるみ剥がされたりして。
やっと見たことある風景に辿り着く‥あと少しで家だ。
ここからが、残り僅かの体力をフル回転したので、異常に疲れた、阿呆や。
到着‥水道の水ジャバジャバ出しながら水風呂に入る‥ア−気持ちいい。
なんか何かを成し遂げた感じの疲れじゃ‥
とは言ったけど、ハッキリいって死んだね。


7月29日 (月)  [269] モミジ

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7月29日曇り
今日は涼しい。
昨日の祭りの疲れがまだぬけ切らない、あ~だりィ。
朝、新潟メダカが一匹死んでいた。
これは猫のモミジの仕業だと思う。
隣の猫かな?鳥かな?といろいろ詮索してたが、新しい鉢が来てからのモミジの行動からして‥モミジに決定。
え~!なんであたしなの、いじめないで。
モミジのフルネームは、モミジ・モミズ・ノミズという名で、ワシが秋の紅葉にはまって庭中紅葉の木だらけにした頃来た猫だからモミジと名付けた。
その後、あんまし外に出ないで夏の暑い時期も家の中にいるんで、なぜかと思ったら、外に出ると蚊やノミにやられやすい体質で耳なんかボコボコ、それでノミがつきやすいということでノミジとつながり、そのあと、よくよく観察すると、この猫どんな器だろうと水が入っていると飲みたくなる。
今飲んだのに、新しい水を発見するとまた飲む。
まるでこれもあたしのものと匂いつけるように‥こっちに水鉢、あっちに金魚鉢、あらッそっちあらッこっちと飲みまくる‥飲んべえのはしごのようだ、あれも縄張りの匂い付けかもしれないね。
それでモミズと入り、そのあと呼び方が変化し、モミジ・モミズ・ノミズとおさまった。
けど、いつも、モミッ!と叫ばれている。
ゆっくり君に嫉妬しいじめるし、チャイが好きでちょっかいだしても相手してくれないので喧嘩するからだ。
この環境のせいなのか、もともとの性質のせいなのか、いじめないでいじめないでと、こっちが何もしてないのに、あっ、今いじめようとしてる、あっ、やめて下さい、先生、今私いじめられようとしています、ってな具合が、気に入らねえ。
ごはんの時も、ごは~ンと呼んで一番先に、ごはんだごはんだと喜んでくるのがゆっくり君、次にチャイ、もうみんな食ってる頃に、外に出ないで台所に一番近い家の中にいるのに、道草食ってそのあたりの出っ張りに顔擦り付けたりしながら、あたしは餌なんかでしっぽなんか振らないの、食い意地はって下品なやつらと違うのよ、フン、育ちが違うのよ、ツン、って態度でゆっくりとくる。
ごはんやるこっちとしても、面白くない。
ワ−今日はマグロだ~嬉しいなあ~って、はよ来て、食え!モミッ!!


7月28日 (日)  [268] 夏祭り

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7月28日晴れ
昨日自転車が届いた。
さっそく乗ってみて、昔のようにウィリーや後ろのタイヤを上げて飛べるかとかやってみて、すねにあざを作ってしまった‥やはりからだ鈍っている、ア~いてえ。
今、まん中赤くまわり紫に腫れて‥青スイレンも紫に咲いている、いっしょだね‥なんてね。
今日は夏祭り。
遠くから祭りを見に骨無しイラストレーターがやってきた。
ひさしぶりに語りながら祭りとはどんなものかと歩いてみる。
昼は子供の部らしく、6台の山車が出てトントコピーヒャラ。
このとろけるような笛と太鼓で、音楽マニヤックの骨無しもますます骨がとけドンドンだらけてゆく。
これは麻薬だ、日本の祭りはとけてとけて日常がなくなってゆく~~~
これは変だ面白いということで大人の部夕方6時頃まで家でやることやってメシ食ってピーヒャラの音に乗せられ酔い、ゆかたを着て祭りに再びいく。
いや~すごいっす、6台のちょうちん電飾ピカピカの山車の中でひょっとこやらおかめやらキツネ他わけ解らん道化者‥ア~頭が解ける~トントコピーヒャラララ‥と競い合う。
9時過ぎまで、1秒の休みなく、移動しながらも続き、止まっては並んで競い合う。
すごい体力ですね。
ワシ疲れましたわ、いつもは何もしない時間というのに、下駄はいて立ちっぱなしで3、4キロは歩いているし、ビール入っているし、この音楽で融けてるし、面をつけたものたちのスローな踊りでヘラヘラ。
帰り道、出店のあたりでは、中学生たちが同じ衣裳でツッパリダンスを踊り続けてる。
つっぱり先輩からねえチャンまでみなそこら中に座り日常が融けている。
今日をきっかけに若いパパやママが増えるだろう、なんちって。
はっ!なんだ、ここはどこだ‥
ほんとに妙な夏祭り‥あ~おもしろかった。


7月27日 (土)  [267] トン子その後

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7月27日晴れ
その後、トン子はどうなったかというと、少し自分の内面を観ざるをえなくなっていた。
ごちゃごちゃ他人に何をいわれようとあたしはあたしで好き勝手に生きて昔の家庭内暴力おやじのように酒飲んで死ぬのよ、と大胆不敵に豪語はしても‥そういう人に限ってひとりになると孤独感が押し寄せ寂しさに耐えられなくなる。
この時、豪語が逃避で寂しさが現実であることに気付く。
でも、どう考えてもどうしていいかわからない。
いつもならここで本でも読んで時間をつぶしたり仕事に逃げたりうまいもん食う事に走ったり酒飲んで脳ダメにして暴れるのだが、それらは下らないテレビや娯楽といっしょで、真実を先延ばしにしているだけと気付く。
本などは起承転結があるもので時間にしばられているため、虜になると時間にしばられたものの考え方しかできなくなる‥それは結論しか興味がなくなるということである。
又酒飲んで楽しくやってリャいいやと思っても独りよがりに淫乱酒乱になってしまう自分がいて、みんなに嫌われて目が覚めて自己嫌悪に落ちるのも、ほとほと疲れた。
近しき中にも礼儀ありという言葉もあるし、そのとうりで度が過ぎると楽しかったものまで苦しいものになる。
それに、淫乱する気も起こらない自分の言いなりの世界で狭く暴れてもつまらない。
快楽の追求こそが苦痛の追求であるという事実に気付く。
こうやってトン子は今、自分がいる現実を観察し、ここが逃げ道のない泥沼であることに気付き始めている。
この今の彼女の熟考こそが、着実に泥沼の中から芽を吹き出そうとしている美しいハスの花であることを‥‥唯一彼女は知らない。
…福を求めるものは福を持っていない。
求めないものは福であるから福を知らない…
今日はこのあたりの祭りだ。
もう一ヶ月以上前からドンドントントコピーヒャラが聞こえる。
夜祭りに出かけた。
にぎやかだ、心がうきうきする、たくさんのちょうちんの明かりがとてもきれいだ。
インドや沖縄の雑踏を思い出す。
帰ってデッキでトントコピーヒャラ聞きながらビール飲んでたら、いきなり頭の上に花火が上がった!
ほんと、吃驚しちゃった。
こんな間直に庭で見れるなんて‥でも2発だけだけど。


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