4月25日 (日) [858] フォトジェニー
晴れてはいるが風があって寒い。 朝からバタバタとやりのこしやこまい所を最終チェックする。 昼過ぎ、現代に招き猫を見事に新展開復活させてしまった猫人間のカメラマンバンさんがやってきて作品の撮影をしてもらう。 自然光で撮るのが好きなので、庭で撮影する。 猫型の絵を撮影しているとイゴがやってきて、なぜか絵の隣に座りカメラを見る。 バンさん、本職は生猫写真家なもので、こういう絵柄になると喜んじゃって這いつくばったりと無邪気になって撮る撮られる関係の境界線をなくしてしまう‥猫と一体化って感じ、見事なものだ。 だからだろう、バンさんの撮る猫は可愛こぶりっ子ではなく、当り前の自然の可愛さが出てる気がする。 イゴもそれがわかって猫写真の本にでも載ろうとしているのだろうか? でも、どうだろう? ゆっくり君もそうだが、イゴなんかも見た目や写真では捕らえられない人懐っこい内面の可愛さだからね。 チャイはスプレーしまくりのバカだけど顔が丸い可愛い美形でフォトジェニーだから、前にバンさんの写真集の表紙になった‥それでわがままなのか? だから、どうだろうね、イゴはなぁ~‥ マエノッチもやってきて、作品はだんだんと片付いてゆく。 撮影梱包しながら、マエノッチが、やばいんじゃないこのチンポ、画廊ではなくデパートだしね‥ ということで、自主規制することにした。 ちょっと作り過ぎたようだ、まるでチンポ個展になってしまう。 あんなにあった作品がすっかりなくなりアトリエはスッキリ空になった‥チンポは残ったけど‥ さあ、27日から個展始まります、宜しくネ。
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4月24日 (土) [857] 超幸福
くもり時々晴れ時にカミナリ天気雨寒い。 なんちゅう天気じゃ~ ドン、ドン、と花火があがった‥っていったって花開く花火じゃなく、祭りのお知らせ花火、っていうの?、あれ。 近くの寺に行く、金魚を買いに。 なんと、金魚掬いならいいが金魚だけでは売らん、とサングラスをかけ口ひげはやしたパンチのデブイにいちゃんが睨む。 しょうがないから、この男から金魚を救う。 こんなこと始めてやったが、一回で4匹掬った‥にいちゃんからコツを教えてもらったもんでね、顔はいかついけど心は優しい。 庭の池に金魚を放す。 さて、仕事の追い込みじゃ。 やりました、完成です。 うんと、すごい、いいのができました。 タイトル『超幸福猫』。 もう、すごすぎて泣けます。 テーマに捕われない、自分本来のものがやっと表出したのではないだろうか? 猫にしろ、招き猫にしろ、まだまだ自己保身のための手段に過ぎない‥ まあ、まあ、能書きはどうでもいい。 ほんと、抜けたようにすごいぞ、すごいぞー こりゃァ天賦の才というやつかな?アハハハハ‥あ"- とっても嬉しいのだ! もう、みなさん腰抜かすかもよ。 見ないと一生つまらんぞ~ 金のあるやつァ、買エ~、泣くな!泣くな! 死ぬことぁないだろう‥
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4月23日 (金) [856] 個展
まあまあはれ。 今朝はゴマ吉来てないな。 ネットがまたやぶられるといけないので竹などで押さえ補強はしたものの、、そこから入ったとは限らない。 ネットの下に頭を当て押し込んでいくとか、ネットの下の土をちょっと掘れば入れないことはない。 よく猫は絨毯とか新聞紙などがあると、手をつっこんで隙間をあけて潜り込もうとするからね。 そこで、今朝は前に買っておいたこの間のより丈夫なネットを約30m張り巡らす。 これでやぶられる心配はない。 ネットを押さえるため、地面に土に刺す留め金具を差し込み、その他に石やブッロクなどを置いて完全に隙間をなくす。 これで潜り込むこともできない。 どうだ!猫共め、ガハハハハハ‥ こんなことやっていて思ったのだが、ワシが猫嫌いで格闘しているような感じだ。 ま、とにかく、これで、猫共は入れまい、出られまい。 もう、死のうが生きようが、ワシゃ知らん、勝手にせい。 さてお仕事。 4月27日から個展だ。 明後日が撮影だから明日まで全部の作品を仕上げないといけない。 なのに、こんな余裕綽々なことやってていいのだろうか? 忙しさがピークに達すると、急に退屈になって遊びたくなったり出かけたくなったりする。 やることが決まっているから、決まってない何かをやってバランスとろうとするのかもね。 ま、がんばんべ~
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4月22日 (木) [855] トンボ
晴れ。 アニニョンが、なんかくわえていると思ったらヤゴから羽化したばかりのまだ不完全なトンボ。 もう二匹目だ。 水鉢も池も小さいので、羽化してる所を簡単に捕まえられてしまう。 一昨日、水鉢から突き出た草に掴まっている生まれたてのうす緑色のトンボがいた。 このままでは、またアニニョンにやられてしまう。 しかし、ずーっと飛び立つまで見張ってられない。 隣のイチョウの木の猫が届かない枝に置いてやろうと、羽をつまんだら柔らかくくにゃとなって緑色のつゆが出た。 羽の毛細管が切れてしまったようだ。 ‥水鉢の草ごと移動してやればよかったのに、草を切るのが惜しいと思ってしまった。 とにかく高い枝に掴まえさせ、つゆが乾いて羽がくっつくといけないので、細い棒でくっつかない程度に羽を広げる。 ちゃんとしたトンボに成れるだろうか‥ そして、昨日の朝、トンボはいるだろうかと見たら、トンボらしい色合いにはなっているが、羽は二枚だけ開きあとの二枚はくっついて開いていない。 もう、パリパリに乾いているので、捕まえて広げてやる。 トンボは頑張って小刻みに羽をパタパタと準備体操をする。 そういや、トンボってのは空中に停止することができる。 ってことは、かなり精密にできていて、早く羽ばたかなければならないのだろう。 このトンボ、完成間近に羽をいじられたので、羽はもちろん傷付き羽の付け根の関節や筋肉などもやられたかもしれない。 トンボを空に投げてみた。 ヤンマと名のつく大型トンボなのに、まるで夕暮れに神社などにいる神様トンボのようにはかなげにハタハタと地面に落ちた。 トンボを高い木の枝に置く。 このトンボは、もう飛ぶことはないだろう‥ そして、今朝、あのトンボはどうなったかと探したがどこにもいない。 もしかしたら飛んでいったかもしれない、それとも‥ と、アトリエに帰ったら、床の上に首のないあの羽に傷がついたトンボがいた‥ ‥ほんとうにごめん‥
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4月21日 (水) [854] なんでぇ~
はれ。 朝早く庭を見たら、なんと!、隣のゴマ吉がいる。 チャイが追いかけると、桜の木と塀の間から外に出ていった。 どっから入ったんだろう? さすが猫だなぁ~ しかし、必死な時にあそこから出ていくのはわかるが、入ってくるにはあそこは難しい、いったいどこから入ったんだろう? 一応ネットを調べる。 二ケ所程ネットが破け留めていた針金が外れていた。 ここからかぁ~ しかし、根性あるな、あいつ。 そこまでして入らなくてもイイではないか。 ゴマ吉は放し飼いのフリーなんだからウチ以外の所どこまでも全部お前の遊び場なんだよ。 そんなにワシの造った庭がイイのか、それはわからんでもないが‥ダハハ。 それとも、アニニョン目当てかな? アニニョンはエロいからのう。 そういや、盛りも終わったというのに、この間チャイもポチくんもアニニョンにのっかってやろうとしていた。 玉無しのくせにやったってだけで驚きなのに、オスを誘う色気も失せデブ妊婦をやろうとするなんて、ほんと見境のないやつらだ。 と、モミジが嫉妬ぶかけな目でジーっとアニニョンを見てる。 「こいつばっか、なんでアタシの所に男は来ないのよ。 妊婦でも少年でもいいんだったら、なんで~、なんで、アタシじゃダメなの? 大自然は人間の考えや理屈なんか及ばない、出鱈目って言ってたじゃない。 なんでぇ~、あ"~一度でイイからアタシのにも入れてェ~~」
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