東 早苗[九谷焼]陶芸作家
9 ホソカワマサヒコ[木彫うるし]木彫作家
東早苗 「九谷色絵吉田屋大招き猫」
「吉田屋」とは九谷の窯元の屋号が「吉田屋」でした。そして「吉田屋」の特徴として、緑・紫・黄・紺で彩色し、花鳥・山水・動物・植物の文様が多いのです。
今回の作品は九谷焼の代表的な絵付けを全体に施した豪華な作品にしました。美しい色と文様を楽しんで欲しいです。ぜひ、家の守り神にこの招き猫を置いてみてはどうでしょうか。
石川県立九谷焼技術研修所実務者(加飾・造形)修了
九谷焼作家工房に勤務
平成13年 石川県立九谷焼技術者自立支援工房にて独立し制作
平成15年 自宅に「九谷さなぼ」工房開設
・伝統九谷焼工芸展入選・あわくら女流作家展入賞・ユニバーサルデザイン子供食器入賞
・金沢わん,One大賞入選・金津創作の森「酒器展」入選・伊丹国際クラフト展入賞
九谷色絵吉田屋大招き猫

 
 これは木彫漆塗りの招き猫です、最初は芯を外した芯サリの部分をよく乾かして彫ったものと寄せ木にして彫ったものがあります。
 塗装は従来の漆塗りの堆朱の技法からアレンジした黄、黒、白等を何度も塗り重ねて研ぎ出して仕上げたものです。従来より、木彫は木彫、漆塗りは漆塗りとの観念が根強くあり、両者を合体した木彫漆塗りの招き猫は数少ない存在です。
 今回は和紙に漆仕上げの平面も出展します。独特の風合いが出ていますのでお楽しみ下さい。
ホソカワマサヒコ
木彫塗り招き猫 昔の家を支えている大きな漆塗の大黒柱を見ているうちに、この大黒柱のように、木の良さ、塗の良さを持った招き猫が出来ないものかと思い立ち、伝統工芸の技術を生かし創ったのか細川さんの漆仕上げの木彫り招き猫です。存在感と愛敬のある不思議な招き猫たちです。