作品No.035  櫻井魔己子作 「星に願いを」

第9回「日本招き猫大賞」は、2008年9月に開催した第10回平成の招き猫100人展に出品された作品の中から、来場者、インターネットでの投票と審査委員の選考の結果、櫻井魔己子作「星に願いを」に決定しました。

●作者紹介●
櫻井魔己子(さくらい まみこ)氏
神奈川県相模原市在住  造形作家
「紙(張り子)、古布、粘土などの素材をつかって、郷土玩具のようなホノボノとしたモノから、幻想的なタイプのモノ、オブジェ的なモノまで、いろいろ作っています。これからも様々な手法を試みながら、私なりのネバーランドの住人達をつくりつづけていきたいと思っています。」
1971年東京生まれ。女子美術大学デザイン科造形計画専攻卒業。
デザイン事務所に7年ほど勤務の後、創作活動。
現在、猫を中心とした、人形・小物など立体作品を主に制作。
東京の「Living art 彩香」「ギャラリー猫町」では毎年作品展を開催。その他「ねこ展」や各地の「招き猫展」などにも参加

●作品説明●
「流れ星に願いをかけると叶うといいます。 その流れ星を招く猫です。」
幅18×奥行15×高さ33cm 素材:オーブン陶土

●選考理由●
流星と猫を捧げ持った猫、その胸の窓に腰掛ける土星と三日月。ボディ部分には独特の色彩感覚で、天使、鳥、飛行機など空にまつわるモチーフが描き込まれている。非常にファンタジックな作風で、観る人によってさまざまな物語が生まれて来る「立体絵本」のような招き猫である。

 大賞作家・櫻井魔己子さんの個展は「第14回 来る福招き猫まつりin瀬戸」期間中の2008年9月26日〜30日、愛知県瀬戸市の新世紀工芸館の展示棟2階で開催されました。